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12年続けてきたことを辞めることにしました

僕には、約12年間ずっと続けてきた「(僕にとっての)悪い習慣」がありました。

 

それが、「麻雀」です。

 

中学2年生のころにハマって以来、「趣味だから」という理由を掲げて、惰性で続けていましたが、ようやく辞めると決意しました。

 

辞めようと決意した理由は、「麻雀で遊ぶ」という行為をとった結果、得られるものが「満足感」であることに気がついたからです。

 

もちろん、麻雀という遊び自体を否定しているのではありません。楽しい遊びだからこそ12年間も遊べたのです。

 

しかし、これからの目標を達成していく上で、僕の生活に悪影響があると感じたので辞めようと決意しました。

 

ここまで決意を固めることができたのは、強烈な「満足感」を得てしまうことは、大きな2つのデメリットが有ると確信したからです。

 

「満足感」がもたらす2つのデメリット

満腹感や達成感といった類の「満足感」は、脳内物質で言うと「ドーパミン」の作用となります。

 

ドーパミンは、”報酬系”という脳の回路に組み込まれている脳内物質で、人の行動を引き起こすために存在しているのではないかと考えられています。

(他にも統合失調症やパーキンソン病の発症に関わるなど、まだまだ謎が多い物質でもあります)

 

基本的に、子孫を残そうとしたり、生命機能を維持するための行動を行うと、ドーパミンが放出され、快感(=満足感)を伴います。

 

つまり、快感を覚えたものを繰り返すという行動プログラムが組み込まれていたほうが、生存戦略的に有利なわけです。

 

なので、ドーパミンは行動を引き起こすと言われているのですが、残念ながら「幸福感」をもたらすのは別の「セロトニン」という物質なのです。

(これも一概に境界を敷くことはできないのですが・・・)

 

ドーパミンが出ているだけでは、満足感しか得られず、

「何度もやりたくなるんだけど、やった後はなんだか虚しくなる・・・。」

こんな状態になってしまいます。

 

「満足感」の1つの側面として、満たしても満たしてもキリがないという性質があります。

 

目標達成の視点で見ると、

麻雀をやる⇨満足感を得る⇨麻雀をやる⇨満足感を得る⇨・・・

というサイクルを繰り返した結果、自分の目標の達成につながらないのであれば、時間を浪費していることと同義になってしまいます。

 

これが「満足感」の1つ目のデメリットです。

 

もう一つのデメリットは「行動意欲が削がれる」ことです。

 

あなたにも、勉強中に、ふと息抜きをしようとYoutubeなどの動画サイトを見始めたらのめり込んでしまい、見終わった後に勉強を再開する気が起きなくなってしまう経験はないでしょうか?

 

このように、特定の行動によって、脳内がドーパミン(満足感)で満たされると、もうこれ以上の満足感は不要であると脳が判断し、もう脳はドーパミンを欲しがろうとはしなくなります。

 

つまり、「行動」をしなくても良いという指令が身体全体に広がっていくのです。

 

ここでの「行動」は、ドーパミンを大量に出す行動から、ほんの少ししか出ない行動までの幅広い「行動」をカバーします。

(どんな行動も、多少なりともドーパミンが放出されています)

 

なので、「満足感」を一度得てしまうと、しばらくはいろいろとやる気が無くなってしまうのです。

 

「満足感」に塗れて脳内がドーパミンで満たされると、大切なリソースである「時間」と「やる気」を失ってしまうことがおわかり頂けたでしょうか?

 

これは、目標達成をしていく上ではかなりの痛手と言えそうです。

 

では、このような状況にならないためには、何をすればよいのでしょうか?

 

その答えが、強烈な「満足感」をもたらす習慣(=悪い習慣)を辞めていくことだと僕は思うのです。

悪い習慣を辞めるための10個テクニック

悪い習慣を辞めるためには数多くのテクニックがあります。

(貢献度が大きいもの順に並んでいます)

 

  1. 強烈な「やりたいこと」を見つける
  2. 信頼できる友人に「辞める」と宣言+ペナルティを決める
  3. 触りたくても触れない環境を作る
  4. 辞めた後のメリットを強く認識する
  5. 辞めないと起こるデメリットを強く認識する
  6. 身体が快活な状態を保つ
  7. 自分の理想の状態を定義しておく
  8. やりたくなった時の行動マニュアルを作っておき、そのマニュアル通りに行動する
  9. やりたくなっている自分に気づくための工夫を敷く
  10. 「別にやらなくてもいいや」と考えている時の自分の思考を残しておく

 

順に見て参りましょう。

1.強烈な「やりたいこと」を見つける

強烈に「やりたいこと」が見つかってしまえば、2番以降のテクニックは不要になります。

それほど、重要なテクニックです。

 

なぜならば、「そんなこと(悪い習慣)をやる時間があるならば、こっちに時間を割きたい!」と自然と思えるようになるからです。

 

「やりたいこと」がまだ見つかっていない(自覚できていない)人ならば、2番以降のテクニックを使って悪影響を防ぎつつ、自分の「やりたいこと」を発見することにフォーカスするのをオススメします。

2.信頼できる友人に「辞める」と宣言+ペナルティを決める

2番以降は「どうしても衝動が抑えられない・・・。」と悩んでしまうときに導入すると効果的なテクニックとなります。

特に強烈に衝動を抑制してくれるのが、この2番のテクニックです。

 

人間誰しも、信頼できる友人との約束は「破ってしまうと申し訳なくなる」という感覚があると思います。

 

それを逆手に取って、その友人に「今日から、自分は○○を辞める。もしやってしまったら飯奢るよ」のように、辞める宣言とペナルティを共有してしまいましょう。

 

その友人との信頼が強固であるほど、衝動抑制の効果も強固なものになります。

3.触りたくても触れない環境を作る

2番目は他人との関係を利用して衝動を抑えていましたが、3番は周りの環境にフォーカスを当てて対策を考えてみます。

 

実際、自分ひとりの「やらないようにするぞ!」という意志の力なんて大した効果はありません。

 

よほど辞めることのメリットに納得していない限りは、すぐに自分との約束は破ってしまいがちです。

 

もし、「やりたい!」という衝動が出たとしても、そもそもやりたい対象に触ることができなければ、悪い習慣を行うことができなくなります。

 

この状況を作っておくと、衝動的に再発をしてしまうのを防ぐことができる最後の砦となってくれます。

 

僕も、麻雀を本格的に辞めるために、iPhoneとiPadの専用アプリ、ネット麻雀のアカウントを削除し、雀荘の会員カードも破棄しました。

他にも、ゲームを辞めるために、データをすべて消して、ゲーム機本体とそのゲームを売って無理やり触れなくしていました。

 

「捨てる」や「売却する」という選択肢を使って、触れなくするのが強力です。

 

やるなら徹底的に触れなくしてしまいましょう。

4.辞めた後のメリットを強く認識する

これは今回僕が麻雀をやめるために行ったテクニックとなります。

 

冒頭に話したように、麻雀を辞めることでこれからの人生の多大なる「時間」と「行動意欲」を手にすることができると強く認識しました。

 

この2つのメリットを明確にすることが麻雀を辞めることにつながったのは間違いありません。

 

数が多ければ多いほど、衝動抑制の効果が大きくなりますので、思いつく限り書き出してみましょう。

5.辞めないと起こるデメリットを強く認識する

4番の思考を強化するためのテクニックとなります。

 

メリットと一緒にデメリットも考えておくと、自分の背中を押しやすくなります。

 

僕も「時間」と「行動意欲」がたくさん手に入るというメリットと、その2つが浪費されてしまうことのデメリットを考えたからこそ、納得感が強くなったのだと感じています。

6.身体が快活な状態を保つ

居酒屋の後にラーメン屋に行きたくなったり、夜に無性にカップラーメンを食べたくなったという経験はあなたもしたことがあるのではないでしょうか?

 

このように、身体が疲れていると、衝動的な行動を取りやすくなってしまいます。

 

この衝動に負けないようにするには、理性が働く状況を増やしていけばよいわけです。

 

特に重要なのは「睡眠」です。

 

たまには普段寝る時間の2時間前に寝てみましょう。

 

次の日にいつもと違う身体の快活さを手に入れることができるため、おすすめです。

7.自分の理想の状態を定義しておく

麻雀を辞めていきたいのであれば、「自分は当然麻雀なんてやらない人間だ」という理想の自己像を持つことも貢献してくれます。

 

このように、人は、理想の自己像からかけ離れてしまうことを嫌がる傾向があるので、それを利用することで、悪い習慣を抑制することが可能です。

 

なので、一度は「理想の自分はどんな生活を送るだろう?」と思考を巡らせてみてください。

8.やりたくなった時の行動マニュアルを作っておき、そのマニュアル通りに行動する

衝動的に「やりたい!」という思考が生まれると、正常な理性的な思考ができなくなってしまいます。

 

なので、衝動的になった自分の考えを当てにせずに、理性的なときの自分が記録した「衝動的になったときには、これをやる」という対策マニュアルを見返しましょう。

 

例えば、僕は「麻雀がしたくなったら、何も考えずにkindleアプリを起動する」というマニュアルを作り、麻雀の衝動が出たら読書をする環境を作ることでそちらに気を移すようにしました。

 

衝動的行動の代わりに行う行動は、「自分が理性的なときにやりたいと感じているであろうこと」を設定しておくと目標達成に繋がりやすくておすすめです。

9.やりたくなっている自分に気づくための工夫を敷く

これはちょっとイメージしにくいと思いますが、「衝動的になっている自分に気づくことで理性を取り戻す」ことを目的にしています。

 

具体的には、日常生活で衝動的になった瞬間を記録することで、自分が衝動的になっていることをより明確に自覚できるようになっていきます。

再び理性的な思考を呼び起こすことで、衝動的な行動を抑制しようという狙いがあります。

 

僕が日常の中で衝動的になりやすいのは、経験的に3つであるとわかりました。

  1. 麻雀がやりたい
  2. 動画サイト(Youtubeなど)を見たい
  3. 漫画を読みたい

例えば、麻雀がやりたいという衝動が生じたときに、メモに「a」と書き込みます。

(書き込むだけで、実際には本当にやるべきことに取り組みます)

 

そして、寝る前にそれぞれのabcの数を集計して記録しています。

 

時期ごとの自分の衝動の傾向が見られて結構面白いので、興味があればぜひやってみてください。

10.「別にやらなくてもいいや」と考えている時の自分の思考を残しておく

これは、衝動的になったときの対策マニュアルに似ています。

 

例えば、特に麻雀の衝動がないときに、「麻雀をやること」自体への印象をメモしておき、いざ衝動的になったときにそのメモを見返すことを言います。

 

理性的なときには「麻雀をやることは目標達成をする上では非常に損が多いものだ」という思考があったとしても、衝動的になっているときにはその思考は頭の中から消え去っています。

 

その完全に消失してしまった思考を再浮上させるためにメモを見返すのです。

 

いかに、衝動的な自分と理性的な自分では思考が違うのかがマジマジと実感させられます。

 

この実感さえ持てると、衝動的な自分を信用しなくなる価値観が芽生えます。

 

その価値観が衝動的な行動の回数を減らすことに貢献してくれます。

最高速で目標を達成できる体質を手にする

いかがでしたでしょうか。

 

誰しも「これは辞めたほうがいいのではないか?」と薄々感じている習慣は1つや2つあると思います。

 

加えて、あなたに達成したいことや目標が1つでもあるのであれば、悪い習慣を自分の人生から完全に排除することを考えてみてください。

 

悪い習慣から足を洗い、完全に足かせが無くなった生活では、「有り余るほどの自分の時間」と「フットワークの軽い自分」を得ることができます。

 

これこそ、一種の安心感であり、人生の土台として作っておきたい環境なのです。

 

まずは1つの悪い習慣から手を付けてみましょう。

 

1つでも手放すことができれば、今後のあなたの人生は大きく変わっていくことになるのです。

 

それでは、ありがとうございました。

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