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  ◯◯しないことには始まらない

あなたが掲げる目標を達成するために、まず最初にするべきことはなんだと思いますか?

目標を立てること?
計画を立てること?
情報を集めること?

もちろん、これらは目標を達成する上で非常に重要なステップです。
しかし、これらは初めに行われるべきことではありません。
これらのステップを踏むよりも前に、やらなくてはならないことがあります。

それは、「私は目標を達成する」と心の中で宣言すること、
すなわち、意図することです。

「この目標を達成しよう!」と意図することが、あなたが目標を達成するための全ての始まりとなります。
この意図がない限り、あなたは目標を達成するための第一歩を踏み出すことはできません。

逆に、あなたが、この「意図する」ことのパワーを最大限に活用できるようになったとき、
あなたが考え得る全ての目標を達成できるようになるのです。

意図することで、脳はそれに必要な情報のみを収集するようになる

なぜ、意図することが目標を達成することにつながるのでしょうか?
その理由を説明します。

僕たちの脳内には「網様体賦活系」(RAS:Reticular Activating System)というシステムが存在します。

このシステムは、脳に入ってくる情報の取捨選択する、
すなわち、「フィルター」のような役割を果たしています。

このシステムで脳は、莫大な量の情報を得てしまい、処理が追いつかずパンクしてしまうことを未然に防いでいます。

では、脳はこのフィルターを通して、どのような情報をふり落として、
どのような情報を採用しようとするのでしょうか?

その基準はとても単純で、あなたが「必要と認めた情報」のみにOKサインを出しているのです。

この現象がよくわかる具体例を出します。
あなたは現在、とてつもない尿意に襲われています。
(きたない例えでスミマセン)

現在、あなたがいるのは走っている電車の中です。目的地まではまだ5駅乗り続けないと着きません。
ですが、予定より20分余裕を持って家を出たので、目的地にたどり着くまでに一度降りる余裕はありそうです。

「次の駅で一度降りてトイレに行こう」とあなたは”意図”しました。・・・①

ようやく次の駅に電車が停止し、電車のドアが開きました。
あなたの膀胱は暴走寸前ということもあり、
電車から降りるやいなや、必死の形相で辺りを見渡し、トイレマークを探します。・・・②

しかし、見渡してもそのマークは見つかりませんでした。・・・③

ですが、あなたは代わりに駅構内の全体マップを発見しました。・・・④
「ここになら絶対トイレマークが書いてあるだろう!」

そのマップを左上端から右下端まで舐めるように見ていきます。・・・⑤
「トイレはどこだ!?」と言わんばかりに。

マップ上に記載されているパン屋さんのマークや階段の位置などには目もくれず、
トイレマークを探します。・・・⑥

「あった!!改札に向かう上り階段を上がって右か!!!」

トイレにつながる階段の場所を目視で確認し、トイレの場所に検討がつきました。・・・⑦
その階段を登って行き…
おめでとうございます。あなたは無事トイレにたどり着くことができました。

 

お疲れ様でした。
この話の中で、伝えたいことは3つです。

  • フィルターがしっかりと情報を取捨選択してくれている
  • 意図することが全ての行動の始まりとなっている
  • 意図することで目標を達成できている

フィルターがしっかりと情報を取捨選択してくれている

駅から降りてあなたは「トイレに行く」という目標を達成するために、
トイレマークを探し始めました。(②のシーン)

そして、トイレマークが見当たらないとわかると、(③のシーン)

今度は、マップからトイレマークを探し始めました。(④のシーン)

②のシーンでは周りに色々な人々がいて、構内アナウンスも大きな音量で流れていたはずです。
さらに、④のシーンであなたがマップを見たとき、パン屋や階段のマークは視界に捉えていたはずなのです。

しかし、あなたは余計な視覚情報や聴覚情報を一切無視し、
必要だったトイレマークという情報のみを探し当てることができました。

これこそが網様体賦活系のフィルター機能です。

「トイレに行く」という目標を達成するために、
必要な情報を自然と集めていることがわかりますでしょうか。

余計な視覚情報や聴覚情報も脳がいちいち処理していたら、
本来必要なトイレマークの情報を捉えることができず、
今頃あなたはトイレにたどり着くことができていなかったでしょう・・・。

意図することが全ての行動の始まりとなっている

加えて、①で「トイレに行こう」と意図したことが、②〜⑦のシーンを生んでいることにお気づきでしょうか。
このように、日常のあらゆる行動は必ず「意図する」ことに伴って生じています。

トイレに行くときも、ご飯を食べるときも、寝るときも同じです。
そして、「目標を達成する」ことも同じことなのです。

意図することで目標を達成できている

最後にもう一つ、伝えておきたい重要な事実があります。

あなたは一連の流れの中で、
①で意図した「トイレに行く」という目標を、⑦でしっかり達成しているのです!

意図することで、脳が不要な情報をシャットアウトするフィルターを構築し、
必要な情報のみを収集して行動し、見事目標を達成しています。

 

この原理をうまく利用することで、どのような目標も達成できることがお分かりになりましたでしょうか。

「トイレに行こう!」と同じノリで「目標を達成しよう!」と意図してみてください。
その意図をあなたが撤廃しない限り、目標が達成されることはすでに保証されているのです。

意図を取り下げないことが最も大切

望みを意図するだけで、それが叶うというのは夢のような話です。
しかし、人間の脳の性質上それは実際に起こせることなのです。

あなたは、このシステムが裏で働いていたからこそ、これまで様々な目標を達成してこれたのです。
ですが、挫折したり、取り組むのをやめた目標も中にはあったでしょう。

その時、理由は何であれ、あなたは、必ず事前に心の中で宣言していた意図の「取り下げ」をしています。
上記の具体例では、トイレにたどり着くまであなたは「トイレに行く」と意図し続けていたはずです。

途中で「あっ、もう漏らしてもいいや」と、「トイレに行く」という意図を放棄したら、トイレにはたどり着かないまま終わるでしょう。

一度あなたが目標を達成すると意図したならば、その意図を取り下げずに、達成するまで意図し続けてください。
いくら壁にぶつかっても、僕たちの脳が自動的に解決策を見つけてくれます。

次回は、意図を取り下げにくくするための工夫について紹介します。

 

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