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無意識に成功できるようになるために

 今朝、仕事に向かう途中で、ふと気づいてしまいました。

「あれ?家の鍵閉めてきたっけな・・・。」

家に鍵をかけたか、全く思い出せないのです。
すでに家を出てから数分経過しており、家に戻ったらほぼ遅刻です。
しかし、家にはペットの犬猫もいるので、泥棒にでも入られたらと考えると気が気でなりません。

 遅刻よりも自分の心配事が残る方がイヤなので、全速力で戻りました。
結果として、しっかり鍵はかかっていたことを確認して、ホッと胸をなでおろしたのでした。
(仕事にもギリギリ間に合いました)

僕たちは家の鍵をかけたかを度々思い出せなくなります。
しかし、大抵の場合、無意識のうちに鍵をかけています。

 僕はこの「無意識に行動していた」という現象のポテンシャルに注目し、
この現象を生活に積極的に取り入れて行くことを、この記事で推奨したいのです。
そうすることで、目標を達成できる可能性が大きく上がると考えています。


無意識にできることが増えるほど、やりたいことに集中できるようになる

一見すると、鍵をかけるという動作は複雑です。

  1. 玄関から家の鍵を持って外に出る
  2. 小さな鍵穴に、向きを間違えないように挿し込む
  3. 左右を間違えずに、鍵全体を回す
  4. 挿し込んだポジションと同じところまで戻し、鍵を抜く

 僕たちは、この複雑な4段階の動作を、なぜか無意識にできてしまっているのです。
これって不思議なことだと思いませんか?

今回の記事では、この現象に注目していきたいので、わかりやすいように名前をつけましょう。
鍵をかけるルーチンのように、無意識でこなせるルーチンを「ハルトマンルーチン」と名付けましょう。
(※ハルトマンは「無意識の哲学」を提唱したドイツの哲学者)

 このハルトマンルーチンは、すでにあなたの日常の至る所に存在しています。

  •  外出するときに鍵をかけるためのルーチン
  • お風呂で体を洗うためのルーチン
  • 歩くためのルーチン
  • 服を着替えるためのルーチン

これらのルーチンは別の考え事をしながらでも、毎回適切な手順でこなすことができているはずです。
わざわざ、歩くために「まずは右足を持ち上げて約50cm前に出し、かかとから着地して、そのまま重心を爪先に移動させて、
爪先が離れる前に左足を持ち上げといて爪先が離れると同時に左足のかかとをつけて・・・」などと考えないわけです。

「別の考え事をしながらできる」というのがポイントで、あなたはこれらの動作を、特別に何か意識しなくてもこなすことができています。
それだけ、その取っている動作にエネルギーを使わなくて済むのです。

 つまり、日常のあらゆる動作をハルトマンルーチン化することで、無駄なエネルギーを浪費することなく、日常を過ごすことができるようになります。
するとどうなるか?無駄にエネルギーが減っていかないので、いざ、エネルギーを使うべきところで、そのエネルギーを最大限投資できるようになります。

 「日常生活をハルトマンルーチンで埋め尽くし、余ったエネルギーを全て目標達成の努力に向ける」

 これこそが、もっとも効率的な目標の達成環境ではないでしょうか。

 1つのハルトマンルーチンを作るまでの3ステップ

 無意識のルーチンを意識的に作る、というのは違和感があるかもしれませんが、
このハルトマンルーチンは、「意識的な反復」によって作ることができます。

そして、意識的に毎回同じ動作を行うために、「マニュアルを見ながら、意識的に反復する」ことが必要となります。
マニュアルって何だ?と疑問に思うかもしれませんが、要は「あなたの行動の手順書」のことで、冒頭に紹介した、鍵をかけるための行動の順番を示したものです。

マニュアルは以下の3ステップで作ることができます。

  1. 行動ログを取る
  2. ログを確認しながら行動する
  3. 適宜修正して自然な流れにしていく

 それぞれ、「歯を磨く」というルーチンをもとに解説していきます。

①行動ログを取る

もし、あなたが「このタスクはやらないといけないんだけど、こなすのが面倒だな〜」と感じたときは、
まず初めに、あなたがそのタスクを終了させるために「実際はどんな順番で行動していたか」を上から順に並べるように書き起こしてください。

初めは、大雑把で簡単なメモ程度のものでも大丈夫です。
歯磨きであれば、

コップに水を注ぐ→歯を磨く→口をゆすぐ

このレベルでも問題ありません。

次の日もきっと歯を磨くでしょうから、そのときに各項目をさらに分解して記載できれば良いのです。
例えば、上記の歯ブラシの行動ログを詳細に書き出すと以下のようになります。

  •  蛇口をひねって水を出す
  • コップを右手で持ちコップの約7割の量の水を注ぐ
  • 蛇口を止めてそのままコップを口まで運ぶ
  • 少量の水を口に含んで口をゆすぐ
  • コップを置いて歯ブラシを右手に持ち、歯磨き粉をつける
  • 下の歯の外面を磨く
  • 下の歯の内面を磨く
  • 上の歯の外面を磨く
  • 上の歯の内面を磨く
  • 歯ブラシについている歯磨き粉を、蛇口を開いて洗い流す
  • 口をゆすぐ
  • コップや歯ブラシを所定の位置に戻す

毎日少しずつ、コツコツと、具体的に動作を書いていきましょう。

②ログを確認しながら行動する

中途半端な行動ログでも良いので、ログを見ながら上から順に行動を取っていきます。

ここで注目してもらいたいのは、「そのログの順番通りに行動して違和感を感じないか?」ということです。
人は、違和感を感じてしまった時点で、無意識に行動を取ることが難しくなってしまいます。

最終的にはハルトマンルーチン(無意識にできるルーチン)にまでレベルを上げていくことが目的なので、違和感がない自然な手順を模索していく意識はとても重要です。

 ③適宜修正して自然な流れにしていく

行動の順番に違和感を感じたら、順次マニュアルを修正していきましょう。
修正の手段として、より細かく分解したり、順番を変えてみたり、手順を省く、手順を増やすなどがあります。

毎日行うものであればあるほど、マニュアルを修正する機会が増えるので、より早く再現性のあるマニュアルになりやすいです。

 

この順番で問題ない!というレベルのマニュアルが出来上がったら、毎日そのマニュアルの順番を意識して行動していきましょう。
その回数が多ければ多いほど、マニュアルの手順が見に染みてきて、より早くハルトマンルーチンに達することができます。

まずは、日常のハルトマンルーチンを増やしていこう。

ハルトマンルーチンの作り方は、日常だけでなく仕事の場面や、目標達成のための努力の仕方、さらにはコミュニケーションの分野にも応用することができます。
しかし、まずは自分一人で完結する「日常」からスタートすることをお勧めします。

僕は、朝起きてからのルーチン、朝の準備のルーチン、筋トレの仕方、本の読み方、人の話の聴き方などなど、
意識的にはなかなかできなかったものをハルトマンルーチンにして、そこまでエネルギーを使わずともできるようにしてきました。

 今は、「ブログを書く」というルーチンを、ハルトマンルーチンにするために、そのためのマニュアルを少しずつ作っている最中です。
ブログを書き切るためには、多大な手順をこなしています。

毎度同じ流れにならない部分もあり、それだけマニュアル化が難しいのです。
しかし、不規則に起こることにも、長期的に見れば規則性があったりするものです。
ましてや、人間の行動が完全にランダムなわけがないので、必ずパターンが存在します。
今はそのパターンは検討もつきませんが、コツコツと行動ログを取っていくことで、そのパターンが見えてきます。
そのパターンが見えたとき、より沢山のブログ記事をかけるようになることでしょう。

話が若干ずれてしまいましたが、とにかく、あなたの日常の中で些細な「面倒くさい」に目を向けていただき、
ハルトマンルーチンにするべく行動ログをとってマニュアルを作って見てください。

日々の何気ない生活が、よりラクなものとなり、目標達成へのモチベーションも自然と湧いてくることでしょう。

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