こんばんは、くろっきーです。
昨日は「覚えていない単語」についてのサポートとなるような考え方を紹介しました。
大体は「反復」によって、海馬に「これは重要なことなんだ!」と言い聞かせれば、長期記憶に移してくれます。
それでもなかなか覚えられない単語についてのみ、補強するための根っこを生やしてあげましょう。
今日は、「覚えている単語」を”忘れないようにする”ための工夫を紹介します。
単語カードを用いて新しく覚えることができた単語も、その一瞬は脳内に保持できたとしても、まだ脳内での完全固定がなされたわけではありません。
つまり、TOEIC本番を迎えたときに、「覚えたと思った単語を実は忘れていた」という状況になる可能性が充分あります。
それを未然に防ぐのが、「知識のネットワーク化」です。
“ネットワーク化”という大層な名前をつけてはいますが、実際に僕たちがやっていくのは「覚えた単語の共通点を見つけて分類すること」だけです。
単語帳にある単語をコツコツ覚えていると、なんだか似通った日本語訳が付いている単語があることに気がつくのではないでしょうか。
その「なんだか似てるな〜」という感覚を感じ取ったときに、その共通点を言葉にして「カテゴリー化」させましょう。
イメージとしては、パソコンのデスクトップ上の「新しいフォルダ」を作っていくような感じです。
その新しいフォルダの名前をカテゴリの名前に変更して、覚えた単語の中でもそのカテゴリに該当するものを、どんどんフォルダに放り込んでいくイメージです。
僕の場合は、”お金”に関連する単語が多いと思ったので「お金系」、さまざまな”人”を象徴する単語が多いなと思ったので「人系」、”激減する”や”じわじわ衰えさせる”などの”変化’を意味させる単語が多いなと思ったので「変化系」のフォルダを作り、
該当する単語カードだけを寄せ集めた新しい単語カードの束を作るようにしています。
「同じような意味を持つ単語はまとめて覚えた方が効率が良い」とよく言われますが、「同じような意味を持つ単語リスト」を”自分で”用意していくことで、さらに記憶の定着度が上昇します。
さらに、単語カードをベースに使っていれば、新しいフォルダ(=新しいカテゴリで集めた単語カードの束)を追加することも可能ですし、
初めて出会った単語を今までに作ったフォルダに分類して、「この新しい単語は○○と似たような単語」という印象を強く植え付けて覚えることも可能になります。
つまり、この仕組みを持っていれば、「なかなか覚えられない単語」にも対応しやすくなります。
少しずつでも、この仕組みを作り上げていると、単語暗記が加速するので、+αの作業としてオススメです。
明日も報告します。