【認知科学の勉強14日目】「注意」を働かせて、「知覚」を促す

こんばんは、くろっきーです。

 

認知科学勉強14日目となります。

昨日は、「記号」の役割を見て行きました。
「記号」を知覚することで、記憶心像を呼び起こして、知覚心像との照合を助ける働きがあるのでした。

今日は、これまで光の当たっていなかった「注意」と「知覚」について見ていこうと思います。

念のためこれまでの流れを確認すると、
わからないと気づく→わからないと感じる→好奇心→注意→記号→知覚→記憶心像→知覚心像→「わかる」
です。

今回フォーカスを当てるのは、好奇心→注意→(記号)→知覚となります。
(記号の話は省略して見て行きます)

まず、基本的な流れとして、「知覚」という働きを行うためには、「注意」というシステムが必要です。

みなさんは、「500円玉の裏の図を、何も見ずにこの紙に描いてみてください」と言われて描けますでしょうか。

僕にはできません。500円玉の裏を”注意”して観察したことがないからです。

逆に、一度でも500円玉の裏を模写したことがある人は、大雑把にでも描き出すことができるのではないでしょうか。

模写をするためには、細部を注意深く観察する必要があるからです。

このように”注意”を働かせることで、パッと見では見えなかったところまで見えるようになって行きます。

つまり、”知覚”が強化されるということです。

では、注意システムの方はどういった構造を取っているのでしょうか。

僕たちは本能的に、新奇なものに興味を持つようにできています。

なぜなら、新奇なものは「わからない」からです。エントロピーが高いのです。
(エントロピーを減少させるのが生命の本質でした)

このように、何かしら自分が「わからない」と感じる物にはどうしても注意が向きます。
(これを「おや何だ反射」と言うようです)

一応、「わからない」以外にも、注意を向ける手段はあります。

それは、「決意」や「宣言」によってアンテナを立てることです。よく自己啓発本で言われることですね。

一方、注意を向けた後に、注意を向け続ける(維持する)のも注意システムの要素の一つです。

面白い動画を見つけたり、興味があるものを見つけた時には、つい没頭して見てしまいますが、これは注意を向けてから、その注意が維持されているような状態です。

誰しも、「好きなもの」や「興味あること」には自然と”注意”が維持され続けます。

逆に、「嫌いなもの」、「興味がないもの」へ注意を向け続けるには「意志の力」が必要になります。

「意志の力」が満タンの朝のうちに、一番億劫な作業をするのが最も効率が良いと言われるのは、人間の認知システムから見ても合理的と言えそうです。

好きなもの、興味あるものに対しては、自然と注意が向きますし、その注意も維持されます。

「好きなものこそ上手なれ」という言葉も、このシステムから見ると合理的に感じますね。

明日も報告します。