【TOEIC勉強18日目】「神経新生」を増やして記憶力を向上させる

こんばんは、くろっきーです。

 

今日は、一昨日の内容と関連して、記憶の仕組みについてもう少し別の目線で見て行きたいと思います。


以前の認知科学の投稿では、記憶は「海馬」という脳内組織で形成されると説明しました。

大きく間違ってはいないのですが、正確に言うと、短期記憶は「海馬」に作られ、長期記憶は「大脳皮質」に保管されていることが傍証からも分かっているようです。

(重度のアルツハイマー病患者は、新しいことは覚えられなくなりますが、昔の出来事は覚えていたりします。これは、アルツハイマー病になると、まず最初に海馬が損傷され、短期記憶の機能が損なわれてしまうが、長期記憶を司る大脳皮質には問題が無いからだと考えられます。)

海馬で新しく作られた記憶は、一度海馬にそのまま保管され、後に長期記憶として大脳皮質に送られます。

そして、その長期記憶化を促進すると言われているのが「神経新生」です。

神経新生とは、字のごとく「神経細胞(ニューロン)が新しく作られること」を意味します。

大人の脳内でも神経新生が起こっていると証明されたのが1962年です。(ジョセフ・アルトマンの新説)

それまでは、ニューロンの構造を特定した偉大な解剖学者であるサンディアゴ・ラモン・イ・カハール氏が、「大人の脳内では新しいニューロンは生まれない!」と言っていたせいで、60年近く「新生されるニューロンは存在しない」と信じられていました(カハールのドグマ)

神経が新しく作られていることがわかってから、さまざまな実験が行われ、神経新生が担う”役割”も徐々にわかってきました。

もちろん、海馬内に新しい細胞が生まれることは、新しく記憶できるスペースが増えることを意味します。(記憶の増進)

それに加えて、「海馬にある記憶を積極的に削除して長期記憶に送り込み、海馬内の容量を確保する」という役割があることもわかってきました。

これはつまり、僕たちが「神経新生」を促進させることができれば、短期記憶が長期記憶になっていく割合が上昇することを意味します。

言い換えれば、記憶力の向上です。

僕も現在は英単語を覚えている身なので、かなり注目に値する発見です。

現時点で判明している神経新生を促進させる素因は3つ紹介されていました。

・運動
・豊富環境
・DHA、EPA(魚の油)

豊富環境というのは、「好奇心が駆り立てられやすい環境」のことです。日々ワクワクできたり、ストレスが少ない環境にいると神経新生が促進されると考えられます。

(それぞれ、どれくらいインパクトがあるのかは具体的に分かっておらず、まだ研究段階のようです)

研究段階ならば、自分で体感するのが良いと思います。

少しずつ取り入れていって、記憶力を向上させて行きましょう!

明日も報告します。