こんばんは、くろっきーです。
今日も、なぜ単語学習が心理的抵抗無く続けられるのかを考えていきます。
(恐らく7個目で終わると思います)
4つ目は、「その作業に”断続的な面白さ”があるか」の違いです。
自分が過去にハマったものや、ついやってしまう習慣を思い浮かべて頂きたいのですが、それらには全て”断続的な面白さ”があると思います。
“断続的な面白さ”というのは、言い換えれば「絶え間なく続く面白さ」や「面白さの連鎖」のことを指します。
例えば、Twitterの場合、まず知人がツイートで意見を発信しているのを見るだけでも面白いですし、自分がツイートして、そのツイートへの「お気に入り通知」や「リツイート」を受け取るのも気分が良くなります。
他にも、バズっているツイートを拡散してフォロワーにも見せ、反応してくれたのがわかるというもの面白いですし、フォロワーを増やしていく作業もどんどん自分が有名になっていく感覚があって気分が良くなっていきます。
Twitterはアプリを開くだけでこのような感覚を得ることができるので「絶え間なく続く面白さ」が提供されていると言えます。
他のものを例に取れば、Youtubeなどの「動画サイト」の場合、自分がなぜか見入ってしまう動画1つ1つには、「笑い」や「愛くるしさ」、「どんな展開になるか予想ができないワクワク感」、「自分が気になっていたことが詳しく説明されていてわかりやすい」などなど、特定の「面白い」と思える感覚が散りばめられていると思います。
さらにこの状況で、関連する面白い動画を提示されてしまったら次々と動画をクリックして閲覧したくなります。
こういう視点で見れば、Youtubeは「面白さの連鎖」を提供していると言えそうです。
このように、自分がハマってしまっているものからは、絶え間なく、もしくは連鎖的な「面白さ」が供給され続けてます。
この「面白さ」を単語学習にも取り入れれば、挫折することなく、楽しくモチベーションを維持して取り組むことができるようになるのだと考えます。
しかし、わざわざ単語学習だけのためにプログラミングの知識を使って人が面白いと感じるようなシステムを作り上げる、なんてことは手間が大きすぎてできないわけです。
(僕はプログラミングはちんぷんかんぷんなので、触れようと思えません)
なので、僕たちが楽しく単語学習をするためは「自分は何に面白さを感じる傾向にあるのか」を理解した上で、その面白さを得られるように単語学習のやり方を工夫していくしかありません。
ところで、これは僕の勝手な憶測なのですが、そもそも目標達成に興味がある人というのは、「自分の成長を実感すること」に比較的強い快感を覚えるのではないでしょうか?
(それを「面白い」と感じる可能性が高い)
つまり、単語学習に「自分の成長を実感できる工夫」を取り入れることができれば、継続的に楽しく単語学習をすることができるだろう、という仮説が立ちます。
この仮説が正しいとするならば、単語学習において最も大切になるのが、「測定」の要素です。
人が成長を感じるのは、「過去の自分」と「今の自分」の”比較”をするからです。
比較を行った結果、
・前にできなかったことができるようになっている
・前よりもパフォーマンスが上がっている
・前よりもスコアが上がっている
と実感できれば、「あぁ、前よりも成長しているなぁ」と感じて気分が良くなります。
そして、その比較を容易にしてくれるのが「測定」という要素なのです。
今では「単語カードの枚数」という測定できる形式を取って単語学習していますが、僕が1年前に単語学習をしていた時は「単語帳を眺めて覚える」というスタイルを取っていました。
単語帳だけを用いて単語学習をすると、「どれだけの数を覚えられていないのか」が不明瞭になってしまいます。
(測定できなくはないですが、間違えた単語にチェックマークをつけておかなければならないなど、数える手間が大きいです)
一方で、単語カードを用いれば、覚られていない単語を退けておくだけで、あとはカードの枚数を数えるだけで測定ができます。
1日単位で100個の単語を覚えていくとき、初めは覚えられていない単語が50個あったとしても、次には40個、その次には30個と、確実に覚えていない単語数が減っていく感覚を得ながら学習が進んでいきます。
つまり、「測定」が「断続的な面白さ」を生み出してくれているのです。
この仕組みが働いていれば、挫折とは無縁のモチベーションを手に入れることができると思っています。
因みに、このように「面白さ」を意図的に付け加えていくジャンルを「ゲーミフィケーション」と言うそうです。
目標達成力を磨くために、ゲーミフィケーションについても詳しく学んでいく価値がありそうです。
長ったらしくなってしまいましたが、今日はこの辺で。
明日も報告します!