こんばんは、くろっきーです。
昨日は、単語学習においては【「英単語→具体的イメージ」の瞬間的変換がなされる状態】を目指すのが最終目標である、という話をしました。
(「記号→記憶心像」の呼び起こしをスムーズにするのが英単語学習でした)
しかし、それをいきなり目指すよりも、手順を踏んで行うべきだと僕は考えています。
ということで、今日は単語学習おける踏むべき手順についてです。
最終的なゴールとしては、英単語を見ただけで記憶心像が呼び起こされる状態なのですが、覚え始めはなかなかそれがうまくいきません。
例えば、昨日新しく覚えた単語に「philanthropy(慈善活動)」がありますが、単語帳を何周してもなかなか具体的なイメージが覚えられず苦戦した単語です。
このように、苦戦を強いられるような単語が、1日100個覚えようとすると何個か出てきます。
これらの複数の単語を、いきなり「英単語→具体的イメージ」の状態にするにはとても労力が大きくなってしまいます。
こういう時には、まずは素直に「英単語→日本語」を1:1対応で覚えてしまいます。
(たとえ一時的になってもいいので、一度頭にいれるのがポイントです!)
英単語から記憶心像が思い浮かばないのであれば、「日本語」という「記憶心像を呼び起こしやすい記号」にまずは繋げておくことが先決となります。
この時、日本語から記憶心像が呼び起こされなくても、この時点では問題ありません。
とにかく、「英単語→日本語」が思い浮かぶ状態を作ります。
なぜこのような中継が有効なのかというと、新しく覚える英単語よりも、僕たちに馴染みが深い日本語の方が呼び起こされる記憶心像が多いからです。
例えば、「cardboard」という単語をみてください。
この単語から、具体的なイメージを思いつく限り思い浮かべてみましょう。
次に、「段ボール」という単語を見てください。
同様にこの単語から具体的なイメージを思いつく限り思い浮かべてみてください。
明らかに、英単語で「段ボール」を意味するcardboardよりも、日本語の記号の方がより鮮明で多彩な”段ボール”のイメージが思い浮かんだのではないでしょうか?
箱型の段ボールや、畳んで板状になっている段ボール、職場にある段ボール、小学生の頃に工作で使った段ボール…などなど。
このように、日本語の記号の方がさまざまなイメージが思いつき”やすい”のです。
なので、基本的には英単語は日本語とリンクさせるのが基本原則だと考えています。
英単語→日本語→記憶心像という流れですね。
この流れをスムーズにするためにも、まずは1対1対応で「英単語→日本語」を淡々と覚えていきましょう。
明日も報告します。