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【PSD #6】新しいことの始めたての着手ハードルの高さをなんとかできないか?という話

 エンジンがかかるまで1週間かかりました

こんにちは、くろっきーです。

Problem-Solving Daily(PSD:問題解決日記)の6記事目となります。

今回も直近の悩みを書いて、今後の改善策を探っていきます。

今強く感じているのは、「人と比べると、僕は新しい作業に着手するのが遅い方だなぁ」ということです。

具体的には、現在英作文の勉強で、参考書内に書いてある解説をメモアプリに全て入れ終え、1周を終えた参考書から「知らなかったフレーズ」を単語カードに抽出する作業をしているのですが、その作業に着手するのに約1週間ほど心理的抵抗感を感じていました。

単語カードに日本語訳と英単語を書いていく作業については、TOEICの勉強の時に腱鞘炎になるほどやっていたのですが、英作文の勉強の文脈ではなかなか着手ができない日々が続きました。

今日になって、ようやく着手のハードルが下がったのを実感したので、それは何がきっかけで、どのようなメカニズムが僕に働いたのかを考察して、今後の着手のハードルを下げられるヒントにしたいと思います。

それでは分析していきましょう。

 #6「新しいことに着手するのが苦手です・・・」

これを読んでいただいている方には、「新しい物好き」の自負がある人はいらっしゃいますでしょうか。

「新しい刺激」や「新鮮さ」が好きで好きでたまらなく、新しいガジェットを後先考えずにトキメキに従って購入してしまったり、リスクを鑑みずに未体験の領域に足を踏み入れたりするのが好きな性格の人もいることは存じておりますが、僕はそういった人間とは真逆の人種となりますので、この記事に共感は難しいかもしれません笑

(誤解を招かないようにお伝えしますが、僕はそういったフットワークの軽い方々を羨ましく感じますし、尊敬の対象としても認識しております)

そして当然、この記事を読んでいる方々には、フットワークが重く、何か新しいことに手を出すのが苦手な人もいることでしょう。

僕と一緒ですね。僕は、まさにフットワークの重いタイプの人間です。

なので、気持ちがとてもわかるのですが、フットワークが重めの人は以下のような心理が働いてフットワークが重くなっているのだと考えています。

  •  「見通しが見えないから不安」
  •  「まだ全体が見えていないから怖くて動けない」
  •  「立てた行動計画に修正が必要になったらどうしよう」

要は、「見通し」や「(脳内にある)計画」があることを最優先事項として認識していて、それが無いと途端に動けなくなってしまうのです。

新しいことを始める際には、これからの見通しや計画を立てるための適切な材料がありません。

・材料がないけど、一向に着手しないから材料が集まらない。

・材料が集まらないから、全く着手する気が起きない。

自然と、このジレンマループに陥ってしまうのです。

このループこそが、新しいことに着手しにくい原因となっているのだと思っています。

僕もこのループに陥り、英作文のフレーズを抽出していく作業が1週間ほど頓挫していました。

新品の単語カードと、該当の参考書をデスクの上に配置して、いつでも着手することができる環境は作っておきました。

しかし、肝心の着手のエンジンが搭載できていなかったために、1週間の頓挫という結果を招きました。

その1週間は、毎日毎日アカウンタビリティ・パートナーにも「英作文のフレーズ抽出をやります」と宣言していたのですが、毎回実行できないことを報告するのに罪悪感を覚えていましたね。。

ですが、1週間の紆余曲折(?)の末に、自然とジレンマループを脱している自分がいることに気がつきました。

何がループ脱出のきっかけになっていたかを分析してみます。

 感情的きっかけと、理性的きっかけ

新しいことへの着手に対する心理的抵抗感を減らす方法は、ジレンマループを抜けるしか方法はありません。

ループ脱出のきっかけは2つあると思っていて、

  •  感情的きっかけ
  •  理性的きっかけ

の2つに分けて分析します。

 感情的きっかけ

感情的きっかけとは、感情の推移もしくは感情によってもたらされる歪みを解消したいと感じることで行動を起こすきっかけになる現象のことです。

今回の僕の場合は、上にも書いた通り、

アカウンタビリティ・パートナーに毎日「英作文のフレーズ抽出をします」と宣言していたものの、それを毎回実行せずに1日が終わりました。。。と報告することに対して罪悪感を抱いていたことがきっかけになっていたと感じます。

1日ごとに一定数の罪悪感が自分の中に蓄積していき、それが1週間も続いたことで、

「あぁ、もうこの罪悪感は懲り懲りだ・・・」

と考えて、罪悪感を感じないように、有言実行を果たしてスッキリさせよう!という思考回路になったのだと感じています。

頭の中が「罪悪感を消す」ことで埋め尽くされればシメたものです。

これでようやく自然と着手することができます。

 理性的きっかけ

理性的きっかけとは、上記で解説したように感情を介入させることで着手のモチベーションが湧くようにするのではなく、思考や計算などを通じてモチベーションが出るようなきっかけのことです。

このきっかけは厳密に言えば、「着手のハードルを下げる」という表現になると感じます。

僕の例だと、なんとか重い腰を上げつつ、数回分の英作文のフレーズ抽出作業をこなしているうちに、以下の事実に気づきました。

「英作文のフレーズ抽出って、集中して30分もやれば相当前に進むんだな」

たまたま、めちゃくちゃ集中して取り組める瞬間があり、その体験から30分で50フレーズくらい抽出することができたのです。

これだけ大きな進捗を得られたということは、今後も同じような量の進捗を出せると仮定すれば、予定しているよりも早い段階で計画を終えることができるようになります。

この見通しが良好になった次の日から、途端に英作文のフレーズ抽出作業に着手することが楽になりました。

巷では、単に「習慣になる」という一言で片付けられる現象だと思いますが、その裏には「見通しが立つ」「計画が順調に進むようになる」という正のフィードバックがメカニズムとして存在しているんだろうなぁと思っています。

 意識的にきっかけを作っていくとスムーズ

この分析結果からは、次のようなことが言えると思われます。

  •  新しいことへの着手が苦手な人は、以下の2つのきっかけを意識的に作り出すことで、その停滞期を容易に乗り越えられるようになる
  •  ①感情的きっかけ:人とこれからの行動について約束をすることで、その約束を破ることへの罪悪感や恐怖感を誘発させて、その感情を消失させるために着手できるようにする
  •  ②理性的きっかけ:感情的きっかけにより着手が誘発されたら、その着手の中で数字データ(時間データがオススメ)を意識的に取ることで、今後の着手をする際に見通しを作れるようにして、着手のハードルを下げる

「着手誘発→着手のハードル下げ」の仕組みを意識的に作れると、新しいことが苦手な人でもうまく良い着手サイクルが回っていくと思われます。

僕にとってドンピシャの気づきなので、今後今回のような停滞期が訪れたらこの記事を見返してみようと思います。

それでは、今日はここまでです。

お読みいただきありがとうございました!