「どっちが大切か?」ではなく「どっちも大切」
こんばんは、くろっきーです。
Problem-Solving Daily(PSD:問題解決日記)の7記事目ですね。
今日も直近の悩みを書いて、解決策を模索していきます。
今回は「調子が悪い時にできること」というテーマで書いていきます。
先日の僕自身がそうだったのですが、定期的にモチベーションが上がらなかったり、そもそもの体調を崩してしまったりすること、ありますよね。
一度こうなってしまうと、いつもと同じような進捗を得たり、学びを得続けるのは非常に困難となります。
直近の話題で言えば、コロナウイルス用のワクチンがわかりやすいのではないでしょうか。
摂取した方なら分かると思いますが、副反応で熱が出たり、気だるさが続いたり、ただ腕の痛みが出ただけという方でも、明らかにいつもと同じようなパフォーマスで勉強をし続けることはできなかったと思います。
数値で表せば、いつもの最高潮のパフォーマンスを100とすれば、感覚的に30くらいのパフォーマンスになったのではないでしょうか。
実際にコロナウイルスに感染して、中等度以上の状態になってしまったら勉強どころではないので安静にしたほうが良いと思いますが、そうならないための予防としてのワクチンだったのにも関わらず、これだけパフォーマンスが落ちてしまうのです。
また、別の予防法としてコロナ対策用の必要な栄養を日々摂っていたとしても、全く関係のない「胃腸炎」になってしまって、結局勉強どころではなくなる、というパターンもあります。
(僕はこのパターンでした笑)
はたまた、身体の体調が万全でも、職場の人間関係由来で精神的にパフォーマンスが落ちる可能性も考えられますね。
これらの例から何が言いたかったかというと、
しっかり予防に力を入れていたとしても、定期的に体調を崩す可能性は充分にある
ということです。
確かに、パフォーマンスを落とさないように落とさないようにと、予防のために万全の対策を日々実施するのは医学的な観点からも非常に大切なことです。
僕としても、治療に関する知識よりも、予防に関する知識の方が重要視する価値があると考えています。
ですがやはり、「いざ悪くなった時にしっかり効果がある対症療法が存在する」というのはありがたいことなのです。
この「“予防”も大切だけど、やっぱり“対症療法”も大事だよね」の構図を目標達成の文脈に適応してみると、
「学びを最大化するためのお膳立て(準備)をし続けることは重要だけど、やっぱりいざ学びが得にくい状態になったときに、できることを知っておくことも重要だよね」
となります。
僕は、これまで「学びを最大化するための準備」に力を入れて知識をインプットしてきました。
ですが、先日にふと食べたサンドイッチに胃腸をやられ、1週間ほど勉強どころではなくなり、学びを深めるどころではなかったときに、
「あぁ、やっぱり対症療法って知っておいた方が良いし、あるってだけでもありがたいなぁ」
と感じたのです。
なので、この記事で「学びが不調の時に持っておくべきマインドセット」をまとめてみようと思いました。
今僕が書ける分だけを可能な限り書いていきますが、今後も良い知見やデータが得られれば随時追加していく予定です。
まず初めに、誤解を生まないようにするためにも、僕が主張したいことの前提を3つリストアップしておきます。
これらの前提に共感できる人にはこの記事がお役に立てると思います。
前提1「治すことに専念」
一応、僕が主張したいことの方向性をお伝えしておくと、僕は「治すことに専念」のスタイルの方が結果的に学びは大きくなると考えています。
今ある苦しみ要素を和らげるのに必要な薬剤を飲み、栄養と水分をしっかり摂り、いつも以上に睡眠時間を設ける
これが不調時にできることのうち、最も効果的であることに変わりはありません。
前提2「学び続ける意志を持っている人向け」
僕が言及したいのは、不調があるときに存在する
「あぁ勉強しなきゃ」という切迫感との付き合い方
になります。
僕を支える根本的な価値観として、「僕は人生全体を通して、学び続ける」があります。
僕と似たような価値観を持っている人には分かると思うのですが、何かを学び続けている状態が理想の状態なので、その逆である「学んでいない状態」になってしまうと自分の価値観と乖離してしまって不安や罪悪感を感じることがあります。
それを防止するための考え方をリストアップしていこうと思っています。
前提3「『やる気が出ない』も不調の範囲内」
冒頭のストーリーで風邪や胃腸炎などの、病名がつくような不調を例に説明していましたが、僕の「不調」という言葉へのニュアンスとしては、「なんだかやる気が出ない」も不調のうちに入ります。
その勉強に着手しなきゃいけない!
着手できる時もあるんだけど、なんだか着手できない時もある!
身体的に不調という不調はないんだけれど、そんな期間が続いていて罪悪感を感じていたり、不安を感じてしまっている場合も「不調」と僕は認識してしいます。
要は、「『勉強に着手できない』につながるあらゆる状態」を「不調」と定義しています。
対症療法①「理性よりも感情・感覚を優先させる」
それでは、勉強していないこと由来の罪悪感や不安感をうまく和らげて、不調を治すことに集中できるための考え方を紹介していきましょう。
これはまさに僕に当てはまることで効果的だったのは、タイトルにある通り
理性よりも感情・感覚を優先させる
ということです。
前提として、僕は大きな結果を出すためには、自分の感情を理性的に律して、何度も何度も目標達成のために必要な重要タスク(TOEICで言えば単語暗記や文法学習など)に着手し続けることが絶対必要だと考えています。
要は、「理性>感情」の優先順位で勉強に取り組まなければ結果は出ない、と考えているということです。
TOEICの勉強で最も敬遠されがちな勉強は「単語暗記」と言われていますが、”敬遠する“ということは感情的に「やりたくない」と感じるからこそ、敬遠するのだと思います。
その「やりたくない」という想いがありつつも、感情を無にして毎日必要なノルマをこなしていく。
TOEIC高得点を取るためには絶対に避けて通れない道です。
これと同じように、他の分野でも、どのような理由であれ、大きな結果を残したいという情熱があるのであれば、絶対に理性で感情を律して基礎を育み、学びを増やし続ける必要があります。
スポーツであれば素振りやボディメイク、ビデオ撮影などでのフォームチェックでしょうし、それがゲームだったとしても必要な基礎知識や基礎パターンを増やしていったり、自分のプレイを上級者と比較して分析し続けることが求められるわけです。
このように、不調がなく体調万全の時には、常に理性を優先させ続けることが重要となっていきます。
しかし、なんだか不調がある時には、逆に、
理性よりも感情・感覚を優先させる
と効果的だと僕は考えています。
これの意図としては、あくまでもイメージではありますが、「いつも働かせている理性を感情優位で過ごすことで休ませ、一旦リフレッシュ期間を取ってもらうイメージ」です。
そもそも、不調の時には勉強の時間を設けても実りが少なく、最終的には不調が取れてからエンジン全開で突き進んでいった方が効率が良くなります。
なので、理性は一旦休んでもらい、感情優位に過ごすことをオススメしています。
感情優位というのは、
- 「勉強する気が起きないなら、その感覚に素直に従って、やらない」
- 「いつもは朝早く起きていたけど、今日は眠いから二度寝する」
- 「勉強などのノルマはあるけど、全てやらずに最大限遊びに使う」
などのような判断をすることです。
僕は、今まではこのような潔い感情的な判断をしない人間で、何事も「こうするべき!」というフレームがあって、そのフレームに当てはまっていないと罪悪感を感じる人間でした。
最近になって考え方が丸くなったのか、「感情優位に過ごしてみるのもアリだな」と感じることも増え、実際に感情優位に過ごしてみたところ、その数日後には不調が抜けてマンネリと理性モードで頑張っていた頃よりもエンジンがかかる日が増えたような感じるようになりました。
この体験が「理性を休ませる」というイメージにつながっていますし、同じような境遇の人たちに素直に提案できるマインドセットの1つになっています。
もし、「そう!自分も理性モードばかりで疲れちゃうことある!」と感じる方は是非試していただきたいですね。
対症療法②「人との交流を増やす」
これも、本質は感情優位にするためのアイデアの1つなのですが、
人との交流を意図的に増やす
というのもお手軽で楽しくておすすめできます。
僕は、もともと他人と進んで交流を持つようなタイプの人間ではなかったのですが、これも最近になって考え方が丸くなったのか、自らの意思で知らない人と交流を持とうと思える日が増えていきました。
これまで他人と交流を持とうと思えなかったのは、今興味持っている知識を深めることや学びを深めることを「良いこと」としている度合いが大きく、他人との交流ではそれが実現しにくいから、というのが理由でしたが、実際には交流を持つことで知見が深まった機会が多くなってきて、他人と交流を持つことは有益だ!と学んできたのだと思います笑
僕にはこのようなコミュ障的な側面があったので、純粋に他人とおしゃべりするのって、楽しいものなんだ、と僕と同じような交流を苦手に思う方々に伝えたいですね。
①でも紹介した通り、理性的な脳の使い方を続けていると理性モードがマンネリ化してきて不満やストレス、不感の傾向を示してきます。
人との交流はいわば感情の交流なので、マンネリ化している脳に感情という栄養素を追加させてあげてみてください。
次の日にその不調が抜けているのがたいけんできるでしょう。
対症療法③「『調子が悪い時期は長くは続かない』と知る」
なんだか調子が悪い瞬間は、「調子が悪い」ということ自体に意識が強く向いてしまうので、後々振り返る機会が無いと気がつきにくいのですが、
実は、調子が悪い期間というのは大して長くならないです。
自分で実際にモチベーションという視点で記録を取ってみると分かると思いますが、モチベーションが低い時期と高い時期は波のように周期的に訪れていることがわかると思います。
どのような周期になるかは人それぞれの傾向があると思いますが、少なくとも言えるのは、
モチベーションが低い時期は定期的に訪れるものであり、それは永続的なものではなく、必ずどこかのタイミングで回復していくものなんだ
ということです。
この事実は、ほぼ全ての人に当てはまるはずです。
なので、僕は不調な時期でも
「この不調感は、どこかのタイミングでまた回復していくはずだから、今は感情優位で過ごしておいて、また回復したら理性モードに戻そう」
という判断をするようにしています。
この考え方で不調の時でも、今まで感じていたようなストレスは感じにくくなったので、オススメです。
不調の時ほど、自分の心に従ってみる
今の僕にかけるのはこれくらいのアイデアだけです。
ですが、これからも僕は不調になる時もあると思いますし、そのタイミングで気づいたことがあればこのPSD企画で書いてみようと思います。
感情優位に過ごすということは、ちょっと奇抜な表現となりますが、自分の心の声にしたがってすご、ということです。
理性で自分の心の声にフタをして過ごすことが多い方々は、一度徹底的に休息を取って、自分の心の声を聞こえるようにすることも重要なのかもしれませんね。
それでは、今日はここまでです。
お読みいただきありがとうございました!