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【PSD #8】文章スランプのときに考えていたこと

 最初期は「悩むこと」も重要な要素だと思う

こんにちは、くろっきーです。

Problem-Solving Daily(PSD:問題解決日記)の8記事目ですね。

いつもは、僕が自分自身の悩みについて書いて、その後に仮説となる解決策を提示するのがPSD企画の記事ですが、今日は「解決」をしません。

いちおう、テーマは「文章を書くこと」についてです。

要は、直近の文章を書くことについて考えていることを書き連ねて、その時の思考を投げっぱなしにしてお茶を濁す記事となります。

「え、じゃあこの記事、読む意味あるのか・・・?」

そう思う方が大半を占めると思います。

僕がこの記事で伝えたいことを先に言っておくと、

「あーでもない、こーでもない」の試行錯誤時代に、最大限に悩んでおくことが大事

ということです。

僕はTOEIC990点を取るまでの過程で、多くのことに悩まされました。

  •  そもそも僕はTOEIC990点を取るべきなのか?
  •  そもそもTOEIC990点を取るとは、何をすることなのか?
  •  TOEIC990点を取るまでのモチベーションはどのように維持すれば良いのか
  •  日々のTOEIC学習を最大限楽しくするために何か工夫できないか?
  •  挫折とは無縁になるような、TOIEC学習に特化した環境を作れないか?
  •  TOEIC990点までに得た気づきや学びを、TOEICという枠を超えて人生全体に活かせないか?
  •  毎日 TOEIC学習を無理なく継続的にこなせる生活サイクルは、どのようなものか?
  •  何をすることが、本質的に自分の英語力を底上げするのか?

などなど、挙げればキリがないほどに悩みを同時に複数抱えて過ごしていました。

ですが、大半の学習者が抱えている問題や悩みを全て経験してきたからこそ、同じ目標を持って頑張っている人の悩みに共感でき、その解決に最大限エネルギーを注げるようになったと思うのです。

僕が接してきたTOEIC学習者のなかには、実際にTOEIC990点に到達された方もいます。

自分がやってきたことが他人の問題解決の一助となり、それが結実して目標達成していただけるなんてこれ以上に嬉しいことはありません。

それと同じことで、僕がいま「文章を書く」ということについて「あーでもない、こうでもない」と悩んでいることには価値があると思っています。

僕が今後諦めずに「文章を書くこと」への洞察を深めていって、スキル的に熟達して行った結果、同じように「文章を書こうとしてもなかなか書けない・・・」という悩みを持つ人たちの役に立てるようになるのです。

マズローの五段階欲求説が正しいと仮定すれば、人として成長して行った結果として「他者貢献欲求」が強まると言います。

つまり、最終的に僕たちは「どうにかして人の役に立ちたい」と心の底から願うようになるのです。

ならば、人として未熟な今のうちから人のお役に立てるような経験を積んでおくことは、人生全体を通じて幸福度を高める最大の布石となるのではないか、と僕は考えています。

だからこそ僕は、どのように「あーでもない、こうでもない」と考えているのか、をこの記事に残すことにしました。

どの分野でも学び始めは悩んで当然であり、1つ1つ自分に折り合いをつけて解決していく必要があります。

ですが、「悩む苦しみを味わっている」ということは、前に進んでいる証拠でもありますので、悩みが出てきているということを嬉しく感じながら今後も前に進んでいきたいですね。

駄文が過ぎました。

それでは、最近に「文章を書く」ことに関連して考えていたことを書いていきます。

 ①文章は「数をこなすこと」が重要

これは何度か別の記事でも書いていることですが、文章を書くということを考えたときに、まず初めに「これをやってなかったら何も始まらない」という要素があると考えています。

それが「とにかく数をこなすこと」です。

TOEIC学習の場合、最初期に最も重要なことは「基礎を身につけること」でした。

基礎をある程度身につける→とにかく数をこなす

この順番で上達していくことが、決定的に重要なことでした。

しかし、文章の場合は逆で、

とにかく数をこなす→基礎を改めて身につける

この順番が有効なんじゃないかな〜と僕は考えています。

というのも、基礎を身につけてから文章を書こうと思い、多岐にわたって知識をつけてから書こうと思っても実際は書けなかったからです。

これには前提の違いがあって、TOEICは「絶対的な正解がある分野」で、文章を書くことは「絶対的な正解がない分野」だからです。

正解がすでに設けられている分野ではその正解に至るように自分を修正すれば良いだけなのですが、正解が無い分野では自分で正解を創造していく必要があります。

現時点でその正解が定まっていないのであれば、当然、その正解に至るための「基礎」も確定しません。

だからこそ、まずは数をこなして暫定的な「正解」を見つけていくことが先決だろうと思うのです。

そして、最終的には実際には存在する「文章術」についての基礎を身につけなければならないと思いますが、それを重要視する度合いやバランスというのも暫定的な正解を見つけなければ議論できないことです。

とにかく、まずはどのような形であれ経験を積み、その経験に紐づけて「基礎」やそのバランス感覚を理解して行った方が効果的なんじゃないかな〜と考えています。

正直、この順番が正しいのかは現時点ではわかりませんが、少なくともこれまで「基礎を身につけてから数をこなす」の手順がうまくいかなかったので、少なくともアプローチは変えないとこのまま終わってしまうなぁと感じるのです。

と、このように考えて以来「とりあえず、まずはどんな形式であれ100記事は書いてみよう」と思い、「ブログ100記事」を目標に掲げました。

今現在はこの記事も入れて29記事なので、おおよそ1ヶ月に1記事ペースですね。

若干behindという感じですが、そんなに焦っていません。

最終的には書けば書くだけ意味がある時期だと思うのでマイペースに、かつ、時にはキッチリとやっていこうと思っています。

当然ですが、最終的には「100記事」という数には意味がありません。

あくまでも、わかりやすく&覚えやすい&チャレンジングな基準として置いています。

「それ本当に意味ある?」という疑問は無視して、とにかく数をこなす!

そうすることで、自分の経験が積み重なって「自分のスタイル」や「表現の選択の癖」、「文字数の基準」と言ったものが見えてきますし、漠然としていますがやることで必ずわかることがあると思うのです。

そして、それらが見えてくるからこそ「改善」ができるようになるのです。

要は、数をこなすことで「0→1」が出来上がるというイメージですね。

1さえ出来上がってしまえば「改善」は得意分野なので、より欲しい未来のために先んじて苦痛を受け入れ、とにかく数をこなすことにフォーカスして書いていき、どんどん慣れていきたいと思います。

 ②文章は、まずは自分の内部にあるものを書いていき、限界が来たらインプットを始める方が良い

とにかく数をこなすことが重要と考え、今日ここまで記事を書いてきたわけですが、1つ「これは良いかもな」と感じるアイデアがあるのでご紹介します。

それは、

「数をこなすために記事を書くとき、まずは何も参考資料無しで書けるところまで書いてみる」

ということです。

要は、本やインターネットなどの外部の情報を一切参照せずに、自分の頭の中にある情報を、雑巾を絞るが如くアウトプットし、その全てを可能な限り記事にしてまとめ上げてみる。そんな取り組みを最初期にやっておくと、後々の文章力にも良い影響を与えるんじゃないかな、と思っています。

というのも、ある程度の期間勉強を継続しているとしたら、自分が当然のように重要視している理論や、各状況における知恵があるはずだからです。

それらを駆使して行ったからこそ、大きな結果を出したのでしょうし、実際に効果の出る考え方やマインドセット、そのノウハウには需要が必ずあります。

だとすれば、それをまずは記事にしてみる。自分なりに書いてみる。それをまず最初はするべきだと思います。

それを一生懸命にネタ切れになるまでやるとどうなるかというと、

自惚れが取れます

実際に大きな結果を出すと、大なり小なり「自信」がつきます。

通常、自信がつくということは良いことと捉えられがちですが、何事にもオモテの顔とウラの顔があるように、自信がつくとマイナスの側面として自惚れが強くなるのです。

自惚れとは、「自分はできるから、〜しなくて良い」という思考の癖だと僕は捉えていて、要は、「やらなくて良い言い訳」を見つけやすくなってしまうのです。

これは、今後さらにスキルをつけていく上では「毒」になる要素であり、これに惑わされないことが、今後の上達を大きく左右すると思っています。

では、実際に自惚れてしまっていたら、どうすれば良いのか?

僕は、自分の限界を感じ取ることが一つの処方箋になると思っています。

ブログ記事を書いていく、という状況を考えたときに、自分の中にあるものだけで記事を書いていかなければならない、という状況を作ることで、自分の中にあるものだけで勝負をしなければならない環境が生まれます。

そして、その縛りの中で書いていくと、いつか限界がきます。

僕の場合は、3ヶ月で28記事を書いた時点で限界を感じました。

1ヶ月に10記事ペースを守りたいのに、新しい記事を書こうと思っても、アイデアが生まれてこないのです。

この状況は、苦しいものです。だって、数年間に頑張ってきた中で体得できている要素のうち、記事にできるものが28要素しかなかったのですから。

こうやって、自惚れが取れるのです。

自分が持っていた自分自身に対する期待感が、完全に誤っていたことを、強烈に気が付かせてくれます。

このように、「自分はまだまだなんだ」「まだスキルが乏しい」と強く実感できれば、それが糧になって遠くの世界まで安定感を持って進むことができるようになると僕は思っています。

というわけで、とにかく数をこなしていこうと思ったら、まずは自分の中にある理論を可能な限り記事にしてみることから始めるのが良いでしょう。

 ③他人に見られていないうちに、たくさん駄文を連ねておく

このブログはGoogle Analyticsによって訪問者の数や頻度を分析できるようにしているのですが、毎日一定数の訪問者がいるようです。

まだまだ統一感がなく、カオスな記事が多い中で頑張って読んでくださっている方には頭が上がりません。

モチベーションの一要素になっていることは間違いありません。ありがとうございます!

僕はこのブログを更新したことを、SNSや特定のコミュニティで宣伝は一切していません。

なぜなら、僕は「まだ完成しきっていない記事を人目に晒すことは恥ずかしいことだ」という価値観を持っているからです。

人に読んでもらう、消費してもらうためには、ある程度の高クオリティのコンテンツを提供したいと思っています。

しかし、まだまだ実力不足なので人様には見せられるような代物には到底届かない・・・。

そんな矛盾を抱えつつも、数をこなさないことには一切上達していかないので仕方なく人様の目についてしまう形式で書いて公開している、という状況です。

ですが、僕の中では長期的な見通しを果たすための必要な1ステップであると考えていて、

まずは、今自分が書ける自然な表現を残す

このことに意味があると思っていて、矛盾している気持ちのザワザワ感を我慢して、記事に書けるだけ書いて残すようにしています。

そうすることで、あとで自分の記事を読み直したときに、

「この表現は頭に入りづらいから使わない方が良いな」

だとか、

「もっとこう言えば短く簡潔に書けるのに」

という自分にとってドンピシャの気づきを得る材料になると思っています。

今頑張って書いている時点では、自分の語彙が適切なのか、表現はわかりにくいのか、もっと例示を入れないと概念としてわかりにくいのか、などはわからないのです。

しかし、形として残っている自分の記事を、実際に自分で読んでみた時には「改善」をすることができる状況が出来上がっています。

これまた「0→1」の布石を打つというイメージですね。

今現在、自分がどんなに素晴らしいと思える文章を書いたとしても、後で読み直した時には必ずどこかに未熟なところが見出されるものです。

ならば、今の時点で最善だと思うものを、書ける範囲で書いていくしかないと思うのです。

書ける範囲で書いていき、後々改善する

その積み重ねが、最終的に「納得のいく理論に適った文章」というものを作り上げるのだと思います。

なので、人目に晒すのは恥ずかしいけれども、まずはあまり見られていない時期にたくさん書いておく、これが重要だと思っております。

 ④文章は増やしてから、減らしていくものである

正直恥ずかしいけれど、書くしかないから、その恥ずかしさを避けられるうちにたくさん書いていく!

このように、僕なりに覚悟を決めて書いているわけですが、書くためのブレーキが外れたとしても、どのように記事というものは書いていくものなのかが疑問でした。

その疑問を抱えつつも、数をこなしてきた中で

「こうやって書いていけば、最終的に良い感じでまとまるような気がするな」

と感じる方法を見つけたので、書いておこうと思います。

それは、

  1.  自分が思いついた表現や、知っている情報を全て文字化して書き起こす
  2.  生活のさりげない時間に思いついたアイデアや概念のうち、その記事に役立ちそうなものは全て記事に書き写しておく
  3.  それらを材料に記事を組み立てていく

の3Stepです。

自分の持ちうる全ての情報を目の前に並べて終えてから、圧縮して一つの記事に仕立て上げる感じですね。

こうすると、自分が伝えたい断片となる情報が残っているので、それをつなぎ合わせるパズルのような作業になって楽しくかけますし、それらの断片らがトリガーになって、さらなるアイデアや書きたいこと、これまでに思いつかなかった表現などが誘発されます。

つまりは、増やしてから、減らすこと

これが文章書く上での基礎となる効果的な手順だと、数をこなす中で確信めいてきました。

実際は、1記事あたりに「増やしてから減らす」という作業をするべきだと思いますが、「減らす」ためには一種の洗練された基準やバランス感覚が必要なので、最初期は

増やしに増やして、とりあえず記事にしておく

これも有効だと思いました。

記事が溜まってきたら、それらに含まれている情報を集約するようなまとめ記事を書いても良いわけですし、たくさんの材料があれば、それだけ自分の伝えたいことも浮かび上がってきます。

加えて、増やしに増やしていくと、記事の文字数が増えていくわけですが、それによって自動的に自分のコンフォートゾーンも更新されていきます

僕も、以前は2000文字を書くのも億劫だったのにも関わらず、この記事のこの部分を書いている時点で8000文字を超えています。

僕には「自分は2000文字も書くのも苦労した」と感じた経験があるので、なおさら「あぁ、自分って8000文字も書けるんだ」と成長を強く感じられています。

最終的には文字数は重要では無いことは十分承知していますが、こうやって成長を実感できるのって楽しいんですよね。ちょっとしたことですが、モチベーションになります。

文字数以外にも「こんな表現が使えるようになった」とか、文章術の基礎を学んだ後に「あのとき教えてもらったように書けるようになった」と感じられることもコンフォートゾーンが育った証拠になるでしょう。

今後も、こうったコンフォートゾーンが育っていく感覚を楽しんでいきながら文章術を鍛えていきたいですね。

 ⑤ネタがなくて困っているのであれば、バランスを崩してみることが有効

最後に、ここ1週間ネタ切れに悩んでいた時にやってみてよかったことがあったので、紹介しておきます。

ネタ切れ対策として、1つの解決策になると思ったのが、

わざとバランスを崩してみる

ということです。

毎日同じような生活を送っている人が多いと思いますが、それだと刺激が平坦になり「すべて想定通り」の生活になっていきます。

僕はしっかりした基盤を築き上げることに情熱があるので、このようなルーチンだけで出来上がった生活スタイルになりやすいのですが、このような生活ではアイデアがなかなか出ないのです。

僕のような人間は、アイデアを出すために、どのような形式であれ新しい刺激を自分の生活に用意する必要があります。

かといって、「旅行に行こう!」だとか「人に会いに行こう!」とかいうモチベーションは皆無に等しいので、なかなかにハードルが高めで参ってしまいます。

そのような時に効果的だと思ったのが、わざとバランスを崩してあげることです。

これまでのルーチン的な生活は送るのですが、その中で少わざとしだけテコ入れをします。

具体的に言えば、

  •  やりすぎる
  •  やらなすぎる

このどちらかをこれまでの生活に導入してみるということです。

僕はやる気がないとゲームをしがちなのですが、バランスを崩すためにも、いつも以上にゲームをする日を設けてみました。

そうすると必然的にバランスが崩れ、

・文章を書かなすぎる
・筋トレをしなさすぎる
・寝なすぎる
・ゲーム内ボイスチャットで人と話しすぎる

などといった、別のバランス崩壊を生み出します。

これらのバランス崩壊は僕にとってストレスの対象であり、再び規律を見出すために「そろそろブログ記事を書かないとな」という発想になって行ったり、「筋トレしなさすぎて肩こりがひどいからジムに行こう」と自然と考えるようになったりなどなど、

マイナスへの偏りをプラス側に持っていこうという前向きな思考が勝手に生まれます。

この思考ができる時こそ、良い状態であり、それを誘発させるためにわざとバランスを崩した、という感じですね。

自然とやる気が出てくるというのは僕的にはありがたくて、ネタ出しができないくらい自分の意志力を発揮できないくらいに疲れている時には有効だなと思いました。

僕の場合は、本筋となる作業を「やらなすぎる」側を選択して実行に移したわけですが、本筋となる作業を「やりすぎる」ことはより効果的だと思われます。

TOEICのときに実感しましたが、自分を最大限律しながらも10000問ノックをやりきったことは、ここでいう「やりすぎる」ということだと思います。

これによって一気に実力が伸びましたし、自分の内面も磨かれましたし、なによりも毎日が輝いていたように思えていました。

「やらなすぎる」ことは簡単に着手できるので、どうしても手軽にバランスを崩したい時にはおすすめですが、多用はやめた方がいいかもしれませんね。僕も気をつけます。

文章においても、今後「やりすぎる」を意識してチャレンジしていく企画をやっていこうと思います!

 まずは、悩みと出会うことから。、気づきを増やして「着手」の頻度を増やしていく

人は「プロセス」と「着手」の煩わしさを感じなくなったとき、純粋な楽しみを享受できるようになる考えています。

なので、まずフォーカスすべきなのは、その世界がどうなっているかを把握して、プロセスにおける「未知」という不安要素を減らすことだと思います。

つまりは、足を踏み出して未知の領域を歩んでいき、実際に悩みに遭遇して、その悩みを向き合って様々な気づきを得ていくことが大切です。

ということは、悩みが出てきているということは前に進んでいるということを意味するので、適切な状態なのです。

そして、着手の頻度は、プロセスにおけるマイナス要素が無くなっていくにつれて勝手に増えていきます。

なぜなら、着手することが純粋な楽しみへの直接的な手段となる割合が増えていくからです。

こうなれば、文章を書くことが楽しくて仕方がない状態になります。

となれば、今やるべきことは、人に見られていないうちに、たくさん悩み、悩んでいる事柄について気づきを得て、自分の中で折り合いをつけていく項目を増やしていくことだと思います。

そうすることで成長が無限に加速していく状態を作れるだろう、という見通しをつけてこれからも書いていこうと思います。

それでは、今日はここまでです。

お読みいただきありがとうございました!