友人との会話の議事録にScrapboxが良い

楽しい会話の後に出てくる悩み

旅行に行ったり、飲み会で語り明かしたり、一緒に遊びに行ったり、などなど仲の良い友人との会話は盛り上がります。

ましてや、自分の悩みや苦悩、夢や希望などの深いところまでなんでも共有でき、それを互いに解決したり、学び、高め合える存在というのは本当に貴重です。

 

そのような友人との会話が楽しくないわけがありません。

 

しかし、1週間も経つと、

「どんな事を話していたのか?」

「どのように楽しかったのか?」

「どんな話で盛り上がったのか?」

これらを忘れてしまいがちです。

 

「あのときはなんだか楽しかったけど、どんなこと話してたんだっけ?」

僕は、これらを忘れてしまうのは非常にもったいないことだと感じます。

 

その体験の一瞬一瞬は、非常に強烈な楽しさを感じていたのと思うのです。

まだまだ話足りない!そんな感覚すら覚えます。

でも、次会ったときには、前回どんなことで盛り上がっていたのかが思い出せない・・・。

 

こんなにもったいないことは無いと思うのです。

 

僕はどうせなら、会ったときは前回の楽しい会話内容の続きで会話したいし、その盛り上がりを事細かに目に見える形に残しておき、20年後などの長い年月が経ったときに、仲の良い友人と一緒に見返したいと感じるのです。

 

しかし、残念ながら人間の頭はそんなに都合よくできていません。

楽しい思い出でも、細かいことはどんどん忘れていってしまいます。

 

忘れてしまうならばどうすればよいのか?

僕は、地道に「記録」をしていく他ないと思うのです。

「記録」のソコヂカラ

人の「記憶」があてにならないのは、容易に想像できると思います。

なにせ、2日前の夕飯を思い出すことすら困難で、ましてや、5日前に食べたものならば全く思い出せないのですから。

 

しかし、あなたが毎日食べたものを写真にとってInstagramにアップしていた(記録)としたら、それを見返せば何を食べたかがすぐにわかるのです。

 

このように、「記録」の優れているところは、半永久性があることです。

 

書かれている媒体が紛失しない限りは、永久的に文字や写真をそこに残すことができます。

 

「記憶に頼るな、記録に頼れ」

世界のプロ野球史上初の捕手三冠王である野村克也選手もそう言っています。

 

記憶ほど曖昧なものはありません。

記憶を、確実な記録に残していくことが、「忘れても、そこにある」という安心感を生み出してくれます。

 

Scrapboxで議事録を取ってみた

ということで、友人との会話の内容を記録に残すことに取り組み始めています。

 

今は2週間に1度、その友人と12時間もの時間をぶっ通しで語り合っています。

(毎度毎度、朝から夜までカラオケボックスで議論しています笑)

 

そして、そこでの学びや気づき、議題に上がったこと、お互いの価値観などをScrapboxに保管しています。

 

お互いの趣味が「カラオケ」なので、基本的にはカラオケをやっているときに気づいたことや上達を感じた点をリアルタイムで記録しています。

 

他にも、英語、論理学、傾聴の技術や心理カウンセリングの技法、コーチング、ビジネス、ゲーム上達論、麻雀など、さまざまな分野にまたがって議論が進んで行きます。

 

話題が次々と変わるので、1つの議題に対して結論が出ないことが多いのですが、結論が出ないなりに進んだところまでを「#議題」のタグを付けて記録しておき、とりあえず寝かせておきます。

 

そして、また2週間後に会ったときに、「#議題」のタグをたどって、前回議論したことをおさらいして続きの議論を始めることができるようになります。

 

これまでも似たようなことをアナログノートでやっていたのですが、ノートが埋まって次のノートに書き込むようになると、過去のノートを持ち歩くの面倒という問題が生じて煩わしく思っていました。

 

しかし、Scrapboxを導入してから、その問題も解決し、+αでいろいろな恩恵を受けています。

  • 以前まで議論したことが全て保存されているという安心感
  • 前回までどんな議論をしたかが一目瞭然である
  • 議論の結論が出ていなくても良いという安心感
  • よく議題に上がるジャンルを俯瞰できる
  • 特定のジャンルの話にはタグを付けておくことで絞り込みがラクである
  • 2人でノートを編集追記しやすい

etc…

 

僕たちが議論した内容はすべてScrapboxに残り、その記録は半永久的に消えません。

そして、次あったときにはその続きで話し合うことができるのです。

 

このように、議論した結果がどんどん育っていき、お互いの財産になる感覚が、僕にはとても心地よいのです。

Scrapboxは成長の記録を残し、育てられるツール

今回は、友人との議事録にScrapboxを使ってみるという話でした。

 

Scrapboxへの記録は。どうしても自分たちの手で入力するという作業が必要なのですが、その作業によって自分たちの思い出が永久化することができるのですから、大した手間には感じません。

 

今回は「友人との議論を記録する」ということにフォーカスした活用方法でしたが、自分だけの勉強にも使えるのではないか?というポテンシャルを感じています。

 

自分が日々学び、気づいたことを自分の言葉でScrapboxに残すことで、その学びや気づきは永久化させることができます。

 

その学びや気づきを忘れることはあっても、いつでも気軽に思い出せるようになるのです。

 

これがどんどん蓄積していくことは、自分の財産を育てるという感覚を得られるので、非常に楽しいです。

 

もし共感できる部分があるのであれば、良かったらあなたもScrapboxを使ってみてください。

 

人生における「永久」を共に育てていきましょう。

(Scrapboxの導入方法はこちらの記事をご参照ください。)