「上達の原則が知りたい!」
僕は、昔からどうしても新しいことにチャレンジしたり、人付き合いが苦手でした。
自分が安心であると思える空間に居続け、一つのことをやり続ける研究者タイプの人間です。
なので、「いかに失敗しないか」「いかに恥をかかないか」を、自然と考えてしまう思考の癖がついています。
しかし、なぜか僕は「自分のレベルを上げていき、自分の人生をより良くしていきたい!」という切っても切れない情熱も同時に持ち合わせていました。
まさに油と水です。お互いが混ざり合わず、「前に進みたい!でも、進みたくない!」という心理的な矛盾を作ってしまいます。
そんな矛盾を抱えた状態で目をつけたのが「原則」という言葉です。
(たしか、就職活動時代に読んだ「7つの習慣」で目にしたと記憶しています)
原則とは、一部例外はあるものの「これさえ守っておけば大抵うまくいく」と言われる根本的な法則のことです。
原則さえ外さなければ、失敗したり、恥をかくことが間違いなく少なくなります。
「上達の原則さえ知ってしまえば、これからあらゆる目標も容易に達成できるようになる!」
そんな確信を得て、「上達の原則を知りたい!」と本気で思うようになりました。
TOEICを頑張っていた時期があります
上達の原則が知りたい!と思うようになって、まずはじめに取り組み始めたのがTOEICでした。
「TOEICを通して、上達の原則を学んでやろう」
素直にそう思い、気づいたらTOEICを選択していました。
特段、将来的に英語を使って何かをしようと思っていたわけではなく、
自分の実力と非常に一致したスコアが打ち出されることに魅力を感じていました。
客観的な指標は自分の上達の良い目印になりますが、その精度が低いと当てになりませんので。
当時のTOEICのスコアは600点でした。就活用に取っていた点数です。
そこから約1年間で905点(Listening 435点、Reading 470点)にまで点数を上げることができました。
300点上げるまでに非常に多くの学習法を試しましたが、この記事では、
その中でもより効果のあった勉強法を、上達の鉄板の流れとともにシェアしようと思います。
Effective and Simple TOEIC Learning Method
TOEICを通して見出すことができた上達の鉄板の流れ、というものがあります。
- 基礎を固める
- 弱点を潰す
- 数をこなす
この3つです。
大抵のジャンルの勉強は、この3つの流れに沿って勉強していけば最短で無駄なく上達できると考えています。
TOEICにおいてもこの3つを順番にこなすことが非常に有効でした。
Step1:基礎を固める
TOEICは4つの英語技能(読む、聞く、話す、書く)のうち、「読む」と「聞く」の能力を問われます。
読むにしても、聞くにしても、まず「単語」がわからなければお話になりません。
日本語ですら、全く読めない漢字が1つでも出てきたら全く意味がわからなくなりますよね。英語だったらなおさらです。
また、日本語と英語は真逆の言語とも言われるので、僕たち日本人が英語を感覚的に理解するのは非常に困難です。
よって、英語特有な「文法」の法則への理解も必要不可欠です。
さらに、僕たち人間には「自分が出せる音は聞き取れるが、出す方法がわからないものは聞き取れない」という性質があります。
よって、実は「発音」も大切な基礎となります。
よって、TOEIC学習における「基礎」とは、「単語」と「文法」と「発音」となります。
「単語」の勉強
TOEICにおいて、900点を取るのに新しく覚える必要がある単語数は約3000~4000単語です。逆に言えば、それだけ覚えてしまえばTOEIC900点を取るのに十分な単語力となります。
僕が使ったのは、「TOEIC L&R TEST出る単特急金のフレーズ(金フレ)」と「キクタンTOEIC TEST SCORE 990(キクタン)」の2つです。
金フレには1200単語、キクタンには1120単語が掲載されており、重複もそこまで気にならないレベルなので、この2つだけで約2000単語はカバーできます。
残りの1000~2000単語は後述する「復習」で補っていきます。
「文法」の勉強
英語を読み進める上で非常に重要になってくるのがS(主語)とV(動詞)を見つけることです。
「なんだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、最終的にSVと見つけることができたとしても、その見つけるスピードが重要です。
TOEICでは時間制限があります。SVをすばやく見つける⇨意味を取って把握する⇨次に進むのサイクルをいかに早く回せるかが重要となります。
基本的な分詞構文や文法知識はPart5,6の文法特急シリーズで基礎力をつけました。
本題となるSとVを見つける能力は「英語リーディング教本」で身につけました。
これはAmazonのレビューを見ると賛否両論の本ですが、僕のReadingスコアはこの本に支えられていると言っていいほどの良書です。
これらの教材を使った具体的な勉強方法に付いてはまた別の記事で解説します。(記事が完成し次第、この記事にもURLを貼っていきます)
発音の勉強
僕たちが日本語の音を聞いて理解できるのは、以下の2ステップで脳内で情報処理されているからです。
- 聞こえてくる音が「どんな音なのか」を聞き取る
- 聞き取れた音が「どんな意味なのか」を理解する
英語でも同じことが言えます。
例えば、「プリンスィポゥ」と聞こえた時に、正しく「Principal」の音であるかを聞き取ることができて初めて「原則」という意味であることを理解できます。
日本人は1番の聞こえてくる音がどんな音なのかを聞き取る力が弱いようです。
それを鍛えることができるのが「シャドーイング」なのですが、シャドーイングを十分できるようになるためには、
英語一音一音の「発音」が満足にできなくては効果的なシャドーイングはできません。
英語の一つ一つの音は「英語の発音が正しくなる本」で鍛えました。
これらの教材を使った具体的な勉強方法に付いてはまた別の記事で解説します。(記事が完成し次第、この記事にもURLを貼っていきます)
Step2:弱点を潰す
ある程度の基礎を固めたら、続いては弱点を潰していきます。
TOEICの試験結果表には、自分の英語能力をより詳細に把握できる「Abilities Measured(通称:アビメ)」が存在します。
(見づらくてすみません。905点をとったときのアビメとなります)
このアビメを見れば一番数字が少ない箇所が自分の弱点であるとわかります。
基礎固めの段階でどうしても心理的に避けたくなる学習があるかと思います。
(僕は発音学習でした)
その苦手分野を正々堂々と克服していく段階です。
自分の弱点と向き合うことは面倒くさいですし、なかなか苦しい作業となりますが、これなしでは上達は頭打ちです。
伸び悩んだときこそ「面倒くさい作業」「心理的にきつい作業」に答えがあります。
何事も、No Pain No Gainです。
Step3:数をこなす
基礎も固めた!弱点も潰した!となったら800点台は取れると思います。
しかし、900点を取るには十分ではありません。
続いては、今までに身につけた知識をより精度良くアウトプットするための脳内回路を作るための勉強をしていきます。
具体的には、毎日、TOEICの問題をListening、Readingを通して200問解きます。
同時に、自分の苦手の抽出作業(復習)もしていきます。
つまり、「200問+復習」のセットを毎日こなします。
具体的な教材や詳しい復習方法はまた別の記事で紹介します。
TOEIC学習ができたのは「時間を捻出」したから
実は、TOEIC学習を始めたばかりのころは、
忙しすぎて勉強する時間すらありませんでした。
しかし、そのような状況でも「朝活」を用いることで、
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それでは、ありがとうございました。