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【WSL #12】目的の質は、学びの質に影響を与える

 「目的」

こんばんは、くろっきーです。

前回のWSL#11でも言及したとおり、今回の記事からは「学びの最大化」について書いていこうと思います。

【WSL #11】モチベーションが続いたら、次は「学びの最大化」を考える

まずこれは書いておきたい!と感じたコンテンツとして、

その人が持っている目的の質は、明らかに、その瞬間瞬間における学びの質に影響を与えている

ということです。

同じ「TOEIC990点」という目標を目指すとしても、

「なぜTOEIC990点を取るのか?」

という問いへの回答を持っている人と、持っていない人では日々の学習の質は段違いとなります。

さらに言うと、回答を持っている人の中でも、どれだけその回答に自分が納得しているかによっても、学びの質が大きく変わってきます。

この現象は面白いなぁと感じるのと、この現象をうまく利用して学びを大きくする方法を考えていきます。

 TOEIC990点を取った僕が、日々の学習でやっていたこと

僕の例で大変恐縮ですが、この現象をうまく説明できる例が僕の例しか無いのでご容赦ください。

僕がTOEIC990点を目指して勉強していた頃(具体的にはリスニングは満点になることが多くなってきたため、リーディングを満点にしようと奮闘していた頃)にやっていた勉強は、大きく分けると以下の3つになります。

  •  とにかく問題を解いて、それぞれ丁寧に復習する(間違えた根本原因の分析+知らなかった単語を単語カード化する)
  •  単語カード化した単語を1つ1つ覚える
  •  英文の読み方についての洞察を深める

シンプルですね。この3つに収束した理由を考えてみます。

 僕が、日々の勉強の中に感じていた期待感

なぜこの3つだったのかというと、

「1問でも間違えてしまうと、満点ではなくなる」

という強い納得感が合ったからです。

・練習問題で間違えたということは、同じパターンの問題を出されたら次も同じミスをする可能性があります

・知らない単語が出てきてしまったら、その単語が含まれる文章全体の意味がぼやけてしまい、問題を間違える可能性が出てきます。

・英文の読み方をそもそも勘違っていたら内容の把握ができず、問題を間違える可能性が出てきます。

「1問でも間違えてしまうと、満点ではなくなる」という当たり前の事実に強く納得できていたからこそ、「1問でも間違える余地を作らないように隅から隅まで学びを取り残さないようにしよう!」という決意ができていて、実際に満点に必要な情報を1つも漏らさずインプットできたのだと思います。

では、何によって「1問でも間違えてしまうと、満点ではなくなる」という事実への納得感を強められていたのか?を思い返してみると、そこには、僕の人生レベルでの”目的”が複数見えてきます。

  •  有能の証明:僕は昔から「自分には能力がある」と信じてきたので、その証明をしたいがためにとしてTOEIC990点を取りたい!という強い思いが発生したのだと思います
  •  完全性への指向性:僕は「全て知っている/できる」という状態に美しさ・安心感を感じます。TOEIC990点はまさに「完全」の象徴であり、そこに美しさを見たので自分も満点を取りたいと感じました
  •  全体俯瞰の快感の再現:僕は「自分はすべての現象を把握できている」という感覚に快感を感じます。すべてが自分の見通し通りや予想通りに進んでいく感覚が楽しく感じるのです。その感覚をTOEICで得たくて満点にまで行こうと思えました
  •  最速/最効率でクリア:どのような取り組みにも「うまくいくパターン」や「クリア条件」というものが存在し、それをいかに速くスピーディにスマートに達成するかを考えるのが楽しいのと、達成できたときに最速/最効率の道が見えるようになるのが面白いと感じるので満点を取ろうと思えました
  •  説得力/影響力を持つ:TOEIC990点という大きな結果を手にすることで、その結果から「この人はちゃんとしている人なんだ」という第一印象を得ることができ、それによって僕が発する発言の1つ1つに説得力が付与されて影響力を持てるようになる感覚にワクワク感を感じました。

(挙げればまだまだあるのですが、ネガティブなエネルギーからくる目的もあるので、ポジティブな理由にとどめておきます) 

お伝えしたいのは、上記のように、自分の中に潜在する複数の目的を言語化して掘り出すことができれば、やらなければならない学習に対する必要性が高まっていき、その学習の中における学びの質も向上していくだろうということです。

 自分の中から、自分オリジナルの目的を掘り出す

僕はTOEIC990点を目指すプロセスの中で、常に「なぜTOEIC990点を目指すのか?」を考えていて、そのときに思い浮かんだことはメモに残していました。

ネガティブなエネルギーからくる目的も含めると約30個もの目的を言語化することが出来ていました。

自分の中から回答を掘り出すためには、自分に対して質問をしなければ始まりません。

質問の中でも、自分の目的を考え始めるのに有効な質問タイプは「Why(なぜ?)」の質問です。

この質問を自分に投げかけておくことで、自然と回答が浮かんでくると思います。

その質問を持っておいた状態でノートを広げて考えてみたり、通勤電車やお風呂場、トイレなどの思考回路が柔軟になる場所に移動して思いついたことを漏らさずメモに書き残してストックしておきましょう。

自分で考えることに限界を感じたら、心理学の知識を参考にしてみたり、人間理解のためのフレームを学んでみたりなど、すでに確立されている理論を参考にするのも有用です。

ですが、学びを最大化するためには最もしっくり来る自分オリジナルの表現の目的を掘り出すことが重要になるので、あくまでも参考にするにとどめておくのが吉です。

自分で導き出した答えは、一生忘れないです。

 言語化できた目的の数が増えれば、自動的に学びも強くなる

掘り出し多目的の数が増えれば増えるほど、学びの強度が高まっていきます。

そして、最終的には「これをクリアしないと自分の人生はお先真っ暗だ」という心理状態になり、「必要なことは100%取り込んでやる」という決意ができるようになります。

この心理状態になっていればあと数ヶ月もすれば結果がは出るでしょう。

僕たちが考えるべきは、自分が今取り組んでいる活動を「なぜ、やっているのか?」という質問への回答を考えて、ストックしていくだけです。

これをやっていくだけで、自動的に結果は付いてくるのです


以下は目標管理・進捗メモ・今後の予定・余談となります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

目的・目標

目的

  • 英語におけるオールマイティとなる
  • オールマイティになっていく過程をお見せする中で役立つノウハウを紹介する
  • 英語学習の理解度を上げる
  • 英語学習のモチベーションを維持する
  • アウトプット中心の生活環境にシフトさせ、文章での価値提供に慣れていく

目標

  • 英検1級合格
  • ブログ記事年間で100記事

現在の進捗

  • 2021年12月1日:参考書1冊目として『[はじめる編] 英作文のトレーニング 新装版
    • 活動:未知のフレーズを単語カードに抽出
    • 結果:600フレーズ分暗記
  • 2022年1月1日:参考書2冊目として『例解 和文英訳教本 (文法矯正編) –英文表現力を豊かにする
    • 英文法知識をScrapboxに抽出+未知のフレーズを単語カードに抽出
    • (現在進行中):95セクション/105セクションまで

今後の方針

英作文の参考書も残すは10セクションとなりました。

無事2月のうちに終わらせられそうです。

フレーズ暗記にスムーズに入っていけるように、単語カードを用意しておこうと思います。

余談:英作文の次の参考書を購入しました。

今取り組んでいる『例解 和文英訳教本 (文法矯正編) –英文表現力を豊かにする』が終わりそうなので、参考書3冊目に該当する本を購入しました。

それがこちらです。

『英文表現力を豊かにする例解和文英訳教本 公式運用編』小倉 弘

小倉先生の解説が、英語についての本質を見てきてから書いてくれているような感覚を感じられて、心地よいんですよね。

すっかりファンになってしまいしました笑

まだ赤い方の本のフレーズ抽出が先になりますが、その作業が終わったらこの青い方の本に取り組んでいきたいと思います!

それでは、本日はこのへんで。

ありがとうございました!