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【WSL #14】学びを大きくするためには、注意を向けなければならない

 時間を捻出できたら、見えてくる次なる課題

こんばんは、くろっきーです。

前回の記事(WSL #13)で、学びを最大化するための大前提として、「学ぶための時間」をいかに捻出できるかが大切である、という話をしました。

【WSL #13】学びを大きくするためには、学ぶための時間が必要である

目安として「1日あたり3時間」の学びの時間の捻出ができることが理想的でした。

いかがだったでしょうか、3時間は確保できたでしょうか?

3時間に満たなくとも、今の学びの時間よりも1〜2時間確保できるだけでも、それだけ学びが加速していきますので、紹介した記事で取り上げている行動アイデアに是非取り組んでみてください。

そして、今回のテーマは「注意」です!

時間を確保したものの、その時間を「学びたいもの」に向けられていなければ、達成したいものも達成できませんし、進捗も生まれません。

自らが持っている注意力を、しっかりと学びたい対象に割いていくことが、これからの課題となります。

今回の記事で、その注意の向け方について1つでも気づきを得ていただければ幸いです。

 すべての注意力をTOEICに捧げたら→満点

僕は2018年8月から2019年6月までは、文字通り本気でTOEIC満点を取るために全力で勉強していました。

その過程で得た生きた学びを、こうやって記事にして行っている次第です。

全体を通じて僕がお伝えしておきたい2つの事実は、

その学びたい対象に1日あたりの注意力を割けるようになればなるほど、成長は加速度的に速まっていく

そして、

結果が出る最終段階は、1日あたりの注意力を全てそれに注ぎ込んでいる状態である

ということです。

というのも、僕がTOEICを勉強し始めた当初は、これまで習慣になっていたSNSを多頻度で確認していたり、夜寝る前にはYoutubeを見たり、ゲームをすることが自由時間の大半を占めていました。

そのため、「満点を取る!」と心の中で決めたものの、走り初めはTOIECにそこまで時間を割けていない状況でした。

学ぶための時間は3時間以上あったものの、実際に使っていたのは1時間くらいだったと思います。

その1時間では、実際に手を動かしてTOEICの学習にのめり込む、というよりかは、「どのような戦略で勉強していけば効率良く、確実に満点に辿り着けるのか?」ばかりを考えていました。

(「Before TOEIC990点」のカテゴリーから辿れば、その時に毎日考えていたことを書いた記事が見つかると思います)

直接的にTOEICの勉強をするのではなく、絶対に成功させるための「戦略」をずっと考えていたわけですね。

1日あたり1時間くらいしか使わなかったので、戦略を練り切るまで2ヶ月もかかってしまいましたね。

このように、1日あたりに割ける注意力が少ないと物事が全然前に進んで行かない、ということがよくわかります。

戦略が練り終わってからは、ようやく実際にTOEICの学習に手を動かしていく気になりました。

実際に手を動かしてみると、すぐに1日1時間では到底時間が足りない!ということに気づきました。

1日100単語ペースで覚えていくことにしていたのですが、1時間では到底終わらないのです。

これではマズイ!と判断して、決死の覚悟でこれまでの無駄な習慣を断捨離し始めます。

それによって1日あたり3〜6時間を捻出できるようになり、毎日安定して100単語ずつ暗記していくことができるようになりました。

ここからの10000問ノックに入っていくわけですが、その話はカットさせていただき、時は「TOEIC990点まであとちょっと!」となっていた2019年5月ごろ。

本当のラストスパートとして、これまでに単語カード化した10000単語を総復習することに決めました。

そうなると、1日あたり3時間でも足りません。

1日6時間の学びのための時間をフル投入してようやく6時間に収まる、というスケジュールをこなしていました。

その時は、まさに1日中TOEICのことで頭がいっぱいになっていましたね。

そして、その直後の6月のTOEICで満点が出たのです。

最後の1ヶ月でこなした10000単語総復習が、僕を満点にまで押し上げてくれたという感覚があり、

その学びたい対象に1日あたりの注意力を割けるようになればなるほど、成長は加速度的に速まっていくんだなぁと実感できました。

TOEICに対して1日あたりに割いた注意力をイメージ図にすると、以下のような感じです。

指数関数的ってやつですね。

最初は1日あたりに1時間程度しかTOEICに注意を向けられなかったのが、徐々にTOEIC学習に慣れてきたことと、TOEIC満点を取りたい!という思いが強まっていくにつれて割ける注意力が増大していき、最終的には1日のほぼ全てのエネルギーがTOEICに注ぎ込まれる状況になりました。

初っ端から、MAXで注意を注げるのが理想的ではありますが、それはその人のスタイル次第でしょう。

僕は結果的に満点を取れたので学習序盤にYoutubeやゲームなどをやっていたことを悪いことだとは思っていませんし、徐々にTOEICにエネルギーが割けるようになっていく感覚を自身の成長と捉えて楽しんでいました。

実際に、娯楽をやりながらでも、必要に応じて最終的に断捨離されていくものなので、そこは焦らなくて大丈夫だと思います。

結果が出る最終段階は、1日あたりの注意力を全てそれに注ぎ込んでいる状態である

ということを覚えておいてください。

その状態に至るまで、どのような経路を辿るのはその人のスタイル次第です。

 注意力を節約する方法

上記で、決死の覚悟で無駄な習慣を断捨離した、と記した部分があったと思います。

今現在の習慣構成の中で、最も注意力を割いている習慣を断捨離できると、余剰な注意力リソースを確保できるようになります。

僕としては、

「無理やり、無駄な習慣を断捨離してリソースを確保する」

というより、

「その目標を達成したい!という想いが強くなって、その想いを結実させるための手段として、無駄な習慣を自然と断捨離しようと思えるようになる」

という順序が適切だと思っているので、そのことについてはまた別の記事で書きたいと思いますが、

取り急ぎ、断捨離のように「注意力リソースを確保したい!」と思えた時に、効果の高いアイデアを4つほど書いておきます。

僕が実際にやって効果があったもののみを掲載しているので、どれも非常に効果的です。

実践できそうなものから取り組んでみてください。

 整理整頓されたスペース

よく言われることですが、学習しているスペースや部屋が整理整頓されていることは、馬鹿にできないほど注意力を節約できる大きな要因となります。

僕の場合は、「整理整頓されていないスペース」で勉強しているときと「整理整頓されているスペース」で勉強している時では、後者の方で学びの効率が跳ね上がります。

稀にごちゃごちゃしている方が集中できるという方もいますが、一度で良いので学習スペースだけでも整理整頓して綺麗にしてみて頂きたいです。

「整理整頓されている」とはどういう状況かというと、以下のような感じです。

・椅子に座ったときに、視界に余計なものが映らない
・書類がわかりやすく分類されている
・デスクに余計なものが置かれていない

などなど、大切な要素は複数ありますが、僕が一番大切だと思うのは、

デスク上に、何もモノが置かれていない余剰スペースが十分にあること

です。

別にデスク上に置かなくても良いものは、できる限り引き出しやデスク下収納に格納し、デスク上のスペースを極力大きくすることを意識して改善してみてください。

瞬間瞬間の集中力が段違いに変わるでしょう。

 生活のルーチンの固定化

皆様は、朝のルーチンや夜のルーチンは作成しているでしょうか。

ルーチンというのは、

  1.  朝起きたらまず目薬をさす
  2.  布団を整える
  3.  そのままシャワーを浴びる
  4.  着替えて、その直後に歯を磨く
  5.  朝ご飯の用意
  6.  職場で飲むドリンクの用意
  7.  出発時間まで朝活

のように、毎日決まりきっているような流れのことです。

これらの流れを、自分にとって最も抵抗がなく、自然に行動できるようにカスタマイズして、なおかつ見える化したリストを保有できていると、注意力を節約できます。

というのも、注意力というのは「行動の選択」をした瞬間に消費されるからです。

ということは、「行動の選択」が発生しないように、そのリストを上から順に行動すればよい、という状況を作っておけば注意力が節約できる、というわけです。

僕の場合は、朝のルーチンと帰宅後のルーチン、寝る前のルーチンをリスト化してメモアプリに入れています。

すでに最も行動しやすいように最適化が終わっていて、習慣として身についているので見直すことはほぼありませんが、間違いなく大きな恩恵を受けた取り組みです。

リストを作って、いつでもみられるようにしておくだけで良いので、手軽に取り組めると思います。

是非やってみてください。

 ネガティブな人間関係の断捨離

次は「学びのための時間」を捻出する時にも紹介しましたが、「人間関係」に手を加えていく取り組みです。

注意力というのは「感情」の振り幅が大きいほど、多く消費される性質を持っています。

上司から怒られたり、ネガティブな人の近くにいるとドッと疲れますよね。

それはリソースとしての注意力が消費されてしまっているからです。

ネガティブな感情を誘発させるような人間関係は、思い切って断捨離してしまった方が良いでしょう。

僕も、そこまで馬の合わなかったリアルの人間関係に関しては、LINEのグループから退出してしまったり、SNSのつながりを絶ったり、転職をすることで全て断ち切りました。

ネガティブなものを切り捨てていくと、必然的にニュートラルもしくはポジティブな関係の濃度が上がり、生活全体の質が向上するのも実感できるでしょう。

特に、ポジティブな気分にさせてくれる人間関係を増やしていくことは、幸福度の向上にも関わってきます。

そういう意味でも、この取り組みも是非やっていただきたいと思っております。

 ネガティブな記憶の排除

上記の人間関係の断捨離と似たような側面がありますが、「ネガティブな記憶」を排除することも注意力を節約する上で大きな効果があります。

注意力は「感情」の振り幅が大きいほど、多く消費される性質を持っていると説明しましたが、僕たち人間は過去の記憶が呼び起こされたことで「感情」が駆り立てられることがあります。

日常でふと「あのときこうするべきだった」という過去のワンシーンを振り返って後悔の感情が出てきたり、過去のトラウマがある人においては、それを思い出して不安などの感情が出てしまうこともあるでしょう。

僕にも少なからずそのような記憶はあるのですが、極力思い出さないようにしているわけではありません。

というより、思い出した時にネガティブにならないように意味づけを変えるようにしています。

  •  「理想的にはこうするべきだったけど、あのとき失敗した”おかげで”重要な学びがあり、それが今に活きている」
  •  「あのときのトラウマがある”おかげで”、いま、似たような体験をしている人たちの気持ちに寄り添える人間になれている」

このように意味づけを変えれば、ネガティブな感情を和らげることができます。

上記のように意味づけを意図的に変換するためには、「◯◯のおかげで〜」という発想が重要となります。

過去があるからこそ今の自分が作られているのであって、過去のワンシーンに無駄なものなどないのです。

過去のネガティブな記憶が、今の自分のどの側面を支えてくれているのかを、一度立ち止まって考えてみてください。

それによって感情がネガティブに寄ることが少なくなっていき、結果的に無駄な注意力の消費も抑えられるでしょう。

 「注意力を最大限節約できる1日を作る」

どうでしたでしょうか。

採用できそうなアイデアがあったら1つでもやってみてください。

特に、時間はあるけどとにかく集中力が続かない!という悩みを持っている方は、1つやるだけでも大きな効果が見込めると思います。

とにかく、僕が提案したいことは、

①学ぶための時間を捻出し、

②その時間を最大限有効活用できるようにする

という誰でも納得できるような単純明快なものです。

その環境を作ってしまえば、半自動的に結果が付いてきますので、

「注意力を最大限節約できる1日を作る」

という目標を掲げて、まずは自分の身の回りの環境づくりから取り組んでみてください。


以下は目標管理・進捗メモ・今後の予定・余談となります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

目的・目標

目的

  • 英語におけるオールマイティとなる
  • オールマイティになっていく過程をお見せする中で役立つノウハウを紹介する
  • 英語学習の理解度を上げる
  • 英語学習のモチベーションを維持する
  • アウトプット中心の生活環境にシフトさせ、文章での価値提供に慣れていく

目標

  • 英検1級合格
  • ブログ記事年間で100記事

現在の進捗

  • 2021年12月1日:参考書1冊目として『[はじめる編] 英作文のトレーニング 新装版
    • 活動:未知のフレーズを単語カードに抽出
    • 結果:600フレーズ分暗記
  • 2022年1月1日:参考書2冊目として『例解 和文英訳教本 (文法矯正編) –英文表現力を豊かにする
    • 英文法知識をScrapboxに抽出+未知のフレーズを単語カードに抽出
    • (現在進行中):102セクション/105セクションまで

今後の方針

2月中に今取り組んでいる英作文の参考書を1週終える予定だったのですが、若干behindしています。

というのも、「もうすぐで1周を終えるぞ!」というタイミングになって、僕の中でブレーキがかかるような感覚が芽生えてきたからです。

これについては「モチベーション」という側面で分析する記事を、近々書きたいと思います。

この記事の投稿後に、残りの3セクションを終わらせます!

余談:ライザップでPCR検査を受けました

僕は趣味で筋トレをやっているのですが、筋トレのノウハウはライザップに通いつつ学ぶことにしています。

やはり専門家から得られる知識には信頼感があるので、安心です。

先日ライザップに行った時、熱はなかったのですが、若干体の強張りを感じていたのと、喉に違和感があったのでライザップのトレーナーに相談したら、

「じゃあ、PCR検査受けてみます?」

と提案されました笑

ライザップでもPCR検査ってできるんですね、びっくりしました。

結果は2日後の朝にメールが来るとのことだったので、ドキドキしながら迎えた2日後の朝。

無事、「陰性」でした!

栄養学的な側面からコロナ対策は毎日バッチリ行っているので、かかる可能性は限りなく少ないと思っていましたが、いざ検査するとなるとドキドキしましたね笑

栄養学で学んだ知識も、しっかり感染対策として機能してくれていたようで安心しました。

このブログも、ある程度コンテンツが整ってきたら、栄養学的な話もしたいですね。

それでは、本日はこのへんで。

ありがとうございました!