僕をTOEIC990点にまで押し上げてくれた秘密の習慣
こんばんは、くろっきーです。
今日も学びを大きくする工夫を書いていきたいと思います。
その前に、これまでのWSL記事の流れを整理しましょう。
- まずはエンジンとしてモチベーションを維持する
- モチベーションが維持できるようになったら、次は日々の学習の中から得られる学びを最大化していく
- これまでのところ、その手段は「目的の質を上げる」「時間の確保」「注意を向ける」「アカウンタビリティ・パートナーを見つける」を紹介
このような流れで2ヶ月ほど書いてきました。
今回ご紹介するのは、これまで紹介した工夫と比べても、最も効果を感じ、インパクトも大きい習慣となります。
実際に、僕もこの習慣を素直に取り入れたからこそ、TOEIC990点という大きな結果を出すことができたと言っても過言ではありません。
自分を自然と突き動かし、なおかつ、必要な学びを最大限吸収できるような状態にスタンバイさせてくれる習慣なので、皆様にも是非取り入れていただきたい習慣ですね。
やることはとてもシンプルなので、早速ご紹介しましょう!
それは・・・
「”目標”を手書きすること」
です!
なぜ、この習慣が大きな結果につながるように、学びを最大化してくれるのか、それをこれから解説していきます。
目標を手書きすると、なぜ学びが大きくなるのか?
僕は、TOEIC学び初めのときから「目標を手書きする」という習慣自体は本で読んで知っていたのですが、
「それって意味あるのかな?そんな時間があったら、実際の勉強で手を動かしていたほうが良いのでは?」
と懐疑的でした。
ところが、TOEIC900点になかなか到達できない・・・と悩んでいたときに学習仲間から何度も推奨されたり、大きな結果を出している方から「隙間時間や暇があったら、とにかく目標を手書きするようにしていた」とお聞きしてから、興味が出てきて半信半疑で取り入れてみました。
そうしたら、実際に効果を実感できて、比較的容易にTOEIC900点を突破することができたのです。
効果を実感して味をしめた僕は、その後のTOEIC990点を目指す中でも欠かさず毎日目標(TOEIC満点)を手書きするようにしていました。
そして、最終的には手書きしていた通り満点を獲得することができました。
僕が実感した感覚をもとに、目標を手書きすることで学びが大きくなる原理3つを解説していきます。
1.すべての行動は、大なり小なり未来を想像した上で生じている
いきなりボヤッとした話になりますので、この項目に関しては例を交えて説明します。
例えば、僕たちがアイスを食べるという行動を起こすとき、瞬間的にでもアイスを食べたときの甘みや冷たい食感を味わっている未来を想像するのではないでしょうか。
他にも、僕たちが筋トレに行くという行動を起こすとき、筋トレをやった後の身体が心地よいという感覚を思い描いているかもしれませんし、さらに遠くの未来としてカッコイイ身体になっていることを想像しているかもしれません。はたまた、筋肉が減ってしまうという未来を思い描いて筋トレに行っているかもしれませんね。
このように、我々人間というものは、自発的に行動を起こす時には、本人が意識していようがしていまいが、大なり小なり何かしらの未来を想像してから行動を起こしています。
必ず「未来を想像」→「行動を起こす」の順序で、処理されているということです。
ということは、意識的に「未来を想像」する機会を設けることで、より自然に「行動を起こす」という処理が起こるように促せるのではないでしょうか?
「目標を手書き」することで、半強制的に「未来の想像」を起こし、その未来を再現する意図的な行動を誘発させる(=目標達成に必要な学びを、自然と身につけようと思えるようになっていく)という原理で、学びを大きくすることが可能となります。
パソコンで目標を文字入力したり、目標を音読をするのはどうなのか?という疑問もあるかもしれませんが、僕は断然手書きをオススメしたいと思っています。
というのも、これにはその目標を味わう「スピード感」が異なるからです。
僕たちが文字を手書きするとなると、もっとも書き切るのが遅くなります。
しかしそれは逆に言えば、その文字の内容をもっとも味わうことができる、ということです。
目標のことを考えている時間(=未来を想像している時間)が長ければ長いほど、未来におけるメリットや、その未来の必然性を腑に落とすことができるようになっていくので、手書きによってゆっくりとしたスピード感で未来を味わうことは、学びを大きくする上でメリットになるのです。
なので、今はデジタルの時代ですが、この目標手書きだけはアナログチックにやっていただきたいですね。
2.網様体賦活系(RAS)の存在
これは脳科学の知識ですが、僕たち人間の脳内には「網様体賦活系(RAS:Reticular Activating System)」というシステムが設けられています。
このシステムは、簡単に言えば「入ってくる情報を絞り込むためのフィルター」のようなものです。
僕たちの脳は、わずか1秒間の間に、4億ビットもの情報をインプットしていると言われています。
ですが、そのうち実際に脳内に取り込まれ、処理されるのはわずか2000ビットにも満たないそうです。
これは、脳が入ってくる情報を制限している、つまりフィルタリングしているということに他なりません。
このフィルタリングを実際に行なっているのがRASです。
では、どのような情報がRASによるフィルタリングをくぐり抜けることができるのでしょうか。
それは、その人が欲しいと感じていたり、興味を持っていたり、関心を寄せている情報です。
「赤い車を探して下さい」と言われれば、赤いものが勝手に目に止まるようになるように、僕たちは関心を寄せた情報が脳に自然と入ってくるような機能があるのです。
ということはですよ、この機能を利用すれば、達成したい目標をクリアするために必要な情報も勝手に目に止まったり、自然と集まってくるようにデザインすることもできることになるのではないでしょうか。
そこで「目標の手書き」です。
達成したい目標に関心を寄せる機会を、意図的に設けることで、その達成のために必要な情報を脳が勝手にキャッチする状態にすることができます。
必要な情報にアンテナを立てるというイメージですね。
1日の中で、少しでも目標のことを考える時間を設けることで、アンテナが立ち、必要な学びを効率よく吸収できる状態を作ることができます。
3.「これをやっておけばいいんだ」という納得感が強まる
3つ目は、もはや「自己暗示」や「引き寄せの法則」と一言で言えてしまう部分を、僕が実際にやってみてわかったリアルの感覚の変化に基づく原理紹介です。
例えば、あなたが2022年の年始に
- ブログ記事100記事
- 英検1級合格
- 筋肉量60kg
という3つの目標を掲げたとしましょう。
「目標手書き」の習慣を取り入れるとすると、上記に挙げた3つの目標をノートや裏紙に実際に手書きしていくことになります。
やり始めた当初は、「あ〜目標が3つたってるなぁ〜」のように、ここから先に何をすべきなのかが見えなくなってただの文字面のように感じることが多々あると思います。
しかし、毎日毎日この目標を黙々と手書きしていると、「これらの目標を達成するのだとしたら、何をしなきゃいけない?」のように、
達成することが大前提になった自分への質問が出現してきます。
この現象は、何度も何度も3つの目標を手書きしていくことで、「2022年はこの3つの目標を達成することだけを考えておけばいいんだな」という納得感が強まることで生まれてくるのだと僕は思います。
僕の感覚的な表現で恐縮ですが、「目標を達成するための外枠が定まったから、あとはその内側を埋めるための情報を手に入れていけばOK」という感覚です。
この感覚を手に入れれば、RASはさらに必要な情報を拾ってくれるので、加速度的に学びが大きくなっていく、というわけです。
目標手書きは「朝一番と寝る直前」がオススメ
では、「目標手書き」という習慣は、どのように日常に組み込むのが良いのでしょうか。
僕がオススメしたいのは、「起きた直後」と「寝る直前」です。
まず起きた直後をオススメする理由は、起床直後が最も雑念がなく、スムーズに情報が入ってくるからです。
起きた直後にスマホを見る方もいると思いますが、できる限り朝一番にしてしまう習慣は控えてすぐさま布団から出ましょう。
そして、ノートとペンを用意し、そこに今掲げている目標を手書きするようにして下さい。
真っ白なキャンバスに、絵を描いていくようなイメージです。
その日のファーストインプットに自分の理想とする情報を書き加ることで、より強烈に「未来の想像」がなされます。
次に寝る直前をオススメする理由は、人間は寝ている間に、脳内の情報を整理・記憶・定着させるからです。
この中でも「記憶」させることがとても重要で、寝る前に理想の未来について考えてから寝ることで、その情報を脳が寝ている間に整理してくれて、いついかなる時でも思い出しやすくしてくれます。
脳内のふか〜いところにまで、「未来のイメージ」を落とし込むイメージです。
この「起きた直後」と「寝る直前」のタイミングは、僕がTOEIC990点を目指す過程で単語暗記をする時にも使っていました。
1日あたり100単語を難なく覚えられたサイクルですので、ぜひ目標達成のためや学びを大きくするためにも使っていただきたいですね。
何日も目標を手書き重ねていくと、セルフトークの質も上がっていく
これは実際に何日もやっていかないとわからない感覚ですが、目標を手書きし続けていくと自分の内側で展開されている自分自身との会話、すなわち、セルフトークの質も上がっていきます。
どのように変化するか自分自身を観察していった結果、まだ仮説ではありますが、以下のような6段階のスケールで変異していくと思っています。
- can’t(できない):「僕はTOEIC満点なんて取れない」
- can(できる、ありうる):「僕にもTOEIC満点は可能だ」
- want to(やりたい):「僕はTOEIC満点が取りたい」
- should(するべきだ):「僕はTOEIC満点を取るべきだ」
- must(しなければならない):「僕は満点を取らなければならない」
- have been(すでにやってきた):「僕はすでに満点を取った」
目標手書きを重ねれば重ねるほど、徐々に①から⑥にレベルアップしていくものだと思ってください。
細かいスケールアップの感覚については別途記事を設けたいと思いますが、最後の⑥の解説だけして終わりたいと思います。
実際、僕がTOEIC満点を取る直前は⑥のhave beenの感覚になっていて、
「自分の中ではTOEIC満点なのは既に現実化したもののように感じている。でも、実際はまだ取れていない。このギャップは変である。現実でTOEIC満点取って、このギャップを解消しよう。」
言語化するとこのような感じでした。
僕の中の現実と、実際の現実にギャップがあって、それを埋めるために学びが加速し、最終的に結果が出ていくという感覚です。
目標手書きの数をこなして、こういう感覚になったら、自然と結果が出てくると思って、目標手書きを積み重ねていってみてください。
とてもシンプルな習慣が、理想の未来を作る第一歩なのです。
以下は目標管理・進捗メモ・今後の予定・余談となります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
目的・目標
目的
- 英語におけるオールマイティとなる
- オールマイティになっていく過程をお見せする中で役立つノウハウを紹介する
- 英語学習の理解度を上げる
- 英語学習のモチベーションを維持する
- アウトプット中心の生活環境にシフトさせ、文章での価値提供に慣れていく
目標
- 英検1級合格
- ブログ記事年間で100記事
現在の進捗
- 2021年12月1日:参考書1冊目として『[はじめる編] 英作文のトレーニング 新装版』
- 活動:未知のフレーズを単語カードに抽出
- 結果:600フレーズ分暗記
- 2022年1月1日:参考書2冊目として『例解 和文英訳教本 (文法矯正編) –英文表現力を豊かにする』
- 英文法知識をScrapboxに抽出
- 2022/3/3完了:105セクション/105セクションまで
- 2022/3/4〜(現在進行中):本書内にある未知のフレーズを単語カードに全て抽出
今後の方針
単語カードへのフレーズ抽出を進めておりますが、なかなか進捗が芳しくありません。
着手できない日もあるくらいです。
着手しなくなると完全に進捗が滞ってしまうので、毎日1フレーズでも着手することにフォーカスします。
またモチベーションについての記事も書くかもしれません。
余談:ゲーム仲間が就職するので焼肉をご馳走します
いつも楽しく遊んでくださっているゲーム仲間がついに就職します。
僕の初就職は7年前ですからね、なんだか時が経つのはあっという間だなぁと感じます。
彼に取って大きな環境の変化になるでしょうし、社会人として生きていくための新しい知識をインプットしていく一番大変な時期になるでしょう。
今後も交流の時間を設けて一緒にゲームで遊びつつ、さまざまな側面から必要な情報をシェアして成長を支えていきたいと思っております。
それでは、本日はこのへんで。
ありがとうございました!