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【WSL #22】やり切るためには、「確率の最大化」の発想が欠かせない

 TOEIC満点は、最終的には運ゲーだった

こんばんは、くろっきーです。

今回から「やり切る」というテーマでTipsを書いていきます。

いつも通り、TOEICの学習シーンをイメージして書いています。

TOEICの世界で「やり切る」というと、僕の中では990点ですが、お読みになっている方は「ご自身の掲げている目標をやり切る(必ず達成する)」というニュアンスで読んでいただければ問題ないと思います。

というのも、どの目標達成を考えたとしても、今回言うように「確率の最大化」を目指さなければならなくなるからです。

目標を「TOEIC990点」とした場合を考えてみましょう。

TOEIC990点を取るためには、リスニングでは97点、リーディングでは99点以上の獲得が必要です。

リスニングはともかく、リーディングの99点は毎回安定して出せる数値ではありません。

英語という言語の性質上、1つでも単語の意味を知らなければ正確に読めないので、その曖昧さがその設問の正答率を大きく下げます。

多くは単語が曖昧で文意が少しぼやけたとしても2択まで絞れるのですが、その2択を外すリスクが生じてきます。

確信を持って回答できないということは、当たりが1枚、ハズレが1枚入っているくじ引きをするのと同じで、確率は50%となります。

その曖昧な設問が1問だけならば100点になるか99点になるかの2択になるので、100%満点が出力されます。

しかし、2つ以上あった時点で98点になってしまう可能性が0ではなくなります。

そういう意味で、TOEIC満点というのは「運ゲー」なのです。

 「最大化」さえ意識していれば、やることが見えてくる

TOEIC満点が出力されるかされないかは、最終的には運によって左右するものであると説明しました。

そういう確率で説明できるものであるならば、その確率を上げて行くという視点を持っておくと、何をするべきかが見えてきます。

TOEICのリーディングを解いて、自分がミスをした箇所を復習しているとよく実感すると思いますが、事前にどれだけ知識をつけてていても、「知らない知識」が1つでも出てくるものです。

そして、その「知らない知識」が1つでもあるだけでも満点は怪しくなります。

ということは、その「知らない知識」を最大限減らしていくことが、満点が出力される可能性を最大化すると言えないでしょうか?

こう捉えればやることはシンプルになります。

①とにかく大量の問題を解いて、「知らない知識」を見つけにいく

②「知らない知識」をしらみ潰し的に補っていく

満点を最大化するために必要なことはこの2つだけなのです。

拍子抜けなほど、シンプルではないでしょうか。

改めて認識してみると実に当たり前のことなのですが、これを認識しているかしていないかは満点に近づけるかどうかに大きく影響する要素となりますので、イマココで痛烈に実感していただきたいと思います。

 最大限の準備をして行くしかない

「知らない知識」とはどのようなことを言うのでしょうか。

TOEICならば、「英単語の日本語訳」が一番の代表例でしょう。

irrigationを「灌漑」という意味で瞬時に思い出せるレベルで覚えられているかで、英文の処理スピードは大きく変わりますし、irritation「苛立ち」と勘違いしてしまうリスクも0にできます。

他にも、文章を最大限読み間違えないように「正しい英文の読み方」への理解を深めておくことも確率の最大化に寄与するでしょう。

A lawyer for one of the drivers involved in an auto accident confirmed whether a man was listed on the police report as a witness.

どうでしょう?迷わず立ち止まらずに上記英文を正しく解釈できるでしょうか。

TOEICには出にくい話題ではありますが、上記のような文章を迷うことなく1つの正しい読み方に落とし込めるようにするための手法が「英文解釈」というジャンルで紹介されています。

僕のオススメの英文解釈本は、薬袋善郎先生の『英語リーディング教本』です。

僕はTOEIC満点のために、最終的には「単語暗記」と「英文解釈力の向上」の2点に絞って取り組んでいました。

なので、この2つが少なくとも「確率の最大化」に大きく関与していることは間違いありません。

満点までやり切りたいと思っている方がいらっしゃいましたら、ぜひこの2本柱にフォーカスして取り組んでみてください。

見える世界がすぐに変わることでしょう。

 0%から1%にできたのなら、あとは時間の問題

やり切るためには、「確率の最大化」に寄与する要素に取り組み、目標の結果が出力されるように最大限準備するしかない、というお話をしてきました。

ここまでの取り組みができているのであれば、あとは時間の問題です。

イメージとしては、100枚のくじ引きの中に一枚も当たりが入っていなかったのが、ついに1枚当たりが混ぜられたようなイメージです。

これまでは当たりが出る可能性が0%でしたが、最大限の準備の結果、ついに1枚だけ当たりを混ぜてくれたのです。

これなら、理論上は当たりが出る確率は1%です。

低確率なのには変わりませんが、一ミリも目標達成の余地がなかったのが1%でも目標が出力されるような状況になったのは、雲泥の差です。

1%ならば、100回試行すればその中で1回は目標達成できます。

TOEICならば、試験を100回受ければ満点が出るのです。

この状態になるまで、「確率の最大化」をイメージして根気づよく学習を続けてみてください。

「やり切る」というのは、このようにギリギリで辿り着くイメージなのです。

余談:リラックスの習慣を始めました

ここ数週間更新が滞ってしまいました。

明確に体調を崩していたというわけではないのですが、どうも筆が乗らずに苦労していました。

また今日から頑張って参ります。

最近は自律神経が乱れているような感覚があったので、リラックスの習慣を取り入れてみています。

具体的には、毎朝10分環境音を流しての瞑想の時間、大きくはいてゆっくり吸う呼吸法、意識的な多めの水分摂取、食事に集中してよく噛む習慣、毎日の片付け・掃除、肩凝り首こりを避けて胸を張れるようにするための筋トレ、丹田に力を入れる姿勢、早寝、ゆっくり歩く散歩、スマホ見ない時間を意図的に設ける、1日400mgのアシュワガンダ摂取です。

リラックスって、意識的にやらないとなかなかできないんですよね。

リラックス習慣を取り入れてから、また文章が書けるようになった感じもしますし、今後も大切に残していきたい習慣です。

皆様もぜひ取り入れてみてください。

それでは、本日はこのへんで。

ありがとうございました!