本来、目標「TOEIC990点」に意味など無い
こんばんは、くろっきーです。
今回も「やり切る」というテーマで記事を書いていきます。
これまで、やり切るためには「危機感」を喚起することで、絶望的現状から離れていく必然性をエネルギーにしよう!
という話と、
具体的な取り組み方としては「確率の最大化」を意識して取り組んでみよう!
という話をしてきました。
この2つの要素だけでも、やり切ることは可能だと思うのですが、日々の辛い努力を危機感に追われながら行い続けるのは精神的にしんどいです。
なので、そのような辛い活動が楽しいenjoyableなプロセスにできるようなエッセンスを、この記事では導入したいと思います。
それは、「目標を達成する意味付けを強化しよう!」ということです。
TOEICで例えるならば、「TOEIC990点」というただの数字目標に「意味」を見出しましょう、そして、それを日々自分の中で強化していきましょう、ということです。
本来は、「TOEIC990点」には意味などありません。
ただの数字であり、意味は僕たち目標達成者が勝手につけているだけです。
その勝手に付けている「意味」を見出し、さらには強化することがやり切るための必須要素となるのです。
目標に「意味を見出す」とはどういうことでしょうか。
また、「意味を強化する」とはどういうことでしょうか。
それぞれを以下に見ていきます。
満点にまで至らしめる「オリジナルの理由」が必ずある
まずは目標に「意味を見出す」というプロセスについて解説します。
「意味を見出す」ということは、「自分が目標に対して付けている意味を言語化する」ということです。
僕の場合で言えば、TOEIC990点は「上達の原則の実践が完了した」ことを意味していました。
もともと、僕がTOEICに取り組もうと決断したのは、あらゆる物事に応用できる「上達の原則」を見出し、それを活用して今後のスキルアップに使おうと思っていたからです。
TOEIC990点に至ることができないならば、その積み上げて理論化してきた「上達の原則」は不完全なものとなってしまうので、Perfectまでやり切ることで「上達の原則」が完璧に仕上がったことを意味していました。
このように、「自分自身が目指している目標を達成することはどういうことなのか?」という質問をされた時に言語化されるものを明確にしていくことを「意味を見出す」としています。
ここで見出される意味は、しばしばその人オリジナルのものになりがちです。
たとえ「TOEIC990点を取って、自信をつけたい」というシンプルな表現になったとしても、「自信をつける」がその人にとってどのような現象を意味するかは千差万別です。
つまり、あなたなりになぜ目標達成をしたいのか?を言語化できた時点でオリジナルの理由になっている場合が多いです。
なので、オリジナルにしなければならないというものではありませんのでご安心を。
ただ、あなたが納得できる表現で言語化すれば、それはすでにオリジナルとなります。
その意味を、毎日脳裏に刻め
意味を見出すことができたら、次は「意味の強化」です。
モチベーションというものは、日々の生活状況や、各瞬間における感情の動きによって脳内からすっかり抜け落ちてしまうものです。
「やり切る」ためには、日々の生活の中でその目標達成とは関係がない活動をしていたとしても、決してそのモチベーションを忘れることがありません。
常に「あなたはなぜその目標を達成したいのですか?」という質問が飛んできても、その質問に対して、即座に「絶望回避のモチベーション」と「希望掌握のモチベーション」を言語化して返答できる状態で生きています。
その状態を作ってしまえば、自然と「確率の最大化」というプロセスを喜んで行うことができると思います。
なぜなら、絶望から抜け出し、希望へと至るエネルギーが噛み合い、「変化」を受け入れている状態になっているからです。
自分のエネルギーが湧くようなオリジナルのモチベーション表現を見つけ、それを日々毎日手書きし、ご自身の脳裏に刻み込んでください。
その作業をするだけで、目標達成へと向かう日々が、希望に満ち溢れた輝かしいものになるでしょう。
日々の活動を自分事にできた時、パワーが出る
僕が見てきた満点取得者の一人は「英語教師としてTOEIC990点を取らないで死んでいくのは御免だ」という絶望回避のモチベーションと、「より多くの子どもたちに英語を得意になってほしい。そのためにも私に英語の力をつけないといけない」という希望掌握のモチベーションが揃っていました。
だからこそ、満点が出るまで粘り強く取り組むことができていたのでしょうし、「確率の最大化」の手法も抵抗感なく受け入れることができたのだと思います。
僕も、「TOEIC990点じゃない自分に価値などない。そのような人生は歩みたくない」という絶望回避のモチベーションと、「TOEIC990点は上達の原則の完成を意味する」という希望掌握のモチベーションのダブルバインドで日々の単語暗記や英文解釈の勉強を取り組むことができていました。
毎日毎日ノートにそれらのモチベーションを手書きして、意味付けを強化していたことも鮮明に覚えています。
これらの地味な取り組みが、僕自身を「変化OK」の状態にしてくれたのだと思っています。
やり切るためのエンジンが燻っているのであれば、ぜひとも意味付けの再確認をしてみてください。
日々の勉強に対する取り組み方が変わるのを実感できるはずです。
それでは、本日はこのへんで。
ありがとうございました!