990点以外が出たことが示す、残酷な「意味」
こんばんは、くろっきーです。
今回もTOEIC990点を目指すという前提で、「やり切る」ために必要な要素について書いていきます。
今回扱いたいテーマは、「未熟と向き合う」ということです。
TOEIC990点を目指している中で985点や970点が出てしまったら、残念ながら、それは目標を達成したと言うことができません。
990点が出力されなかったということは、本来正しいとされる答えに辿り着くことができなかったのですから、自分の試験時のパフォーマンスに「誤作動」が生じていたということを意味します。
これって、なかなか残酷なことだと思うのです。
TOEIC985点だとしたら、当然かなり高いパフォーマンスを示していたのだと思います。
しかし、TOEICからの回答は「今のお前の実力ではダメだ」です。
Yes or Noだったら、ハッキリと「No」なのです。
「ここまで相当な努力をしてきたはずなのに。。。」と悔しく感じることはあると思うのですが、この場合は
「自分には満点を取るに値しない、決定的に未熟な部分が存在するんだ」
と自分の弱さ、苦手、未熟な要素を改善しようと前向きに考える必要があります。
なぜなら、そうじゃないと一生改善されないからです。
未熟なポイントを認識して初めて、人はそこを改善しようという覚悟が決まるのです。
目標を達成できていない=脳の誤作動がまだある
未熟とは、具体的にはどういうことでしょうか。
僕が経験上思いつくに、
- 単語暗記の未熟:単語の意味を、1秒以内に答えることができないほどに、曖昧に覚えているものが存在する
- 構文把握の未熟:ほとんど全ての英文を構文を把握した上で読めているが、一部だけ構文を認識せずに雰囲気だけで読んでしまっている英文が存在する
- パターン認識の未熟:自分がよくやってしまうミスのパターンに気づかず、改善策を実行できていないがために、毎回同じようなミスをしてしまう問題パターンが存在する
- パフォーマンスの未熟:自分のパフォーマンスを最大化するための日々の試みを軽視しているがために、パフォーマンス100%の状態で本番試験に臨めていない日が存在する
ここらへんになります。
ですが、各個人によって未熟になっている箇所というのは異なりますし、未熟度合いや改善しなければならない切迫感も異なってきます。
大切なのは「未熟と向き合って、改善しよう」というマインドセットです。
このマインドセットさえ持っていれば、何が未熟なのか、どれだけ未熟なのかは関係なく、着実に満点に向かって進み続けることができるでしょう。
逆に、このマインドセットを持っていないということは、満点に一生近づくことができないことを意味します。
なので、少しでも未熟と向き合う姿勢を持って日々の学習に取り組んで頂きたいですね。
多解きと分析で「未熟」を見つける
未熟の見つけ方ですが、基本的には「数をこなしていく」中で、否が応でも目につくと思います。
「数をこなす」ということは「大量の問題を解く」ということです。
大量の問題を解く中で、「満点が取れない自分」を何度も何度も突きつけられると思います。
その悲痛な体験を重ねて、「自分にはまだ未熟なところがある」と強く認識して、「未熟と向き合って、改善しよう」というマインドセットを体得していってください。
これが未熟を見つけるための下準備となります。
このマインドセットが整ったら、以下の質問を頭の片隅に置いた上で、間違えた問題を分析してみましょう。
「根本的に何が解決できていれば、この問題を間違えなかっただろうか?」
実際に、間違えた問題を細かく見ていくと、
「この単語の意味が曖昧になっていたから、解説のような判断ができなかったんだ」
だとか、
「ここの構文を取り間違えていて意味を取り間違えてしまったから、設問の選択肢の中に答えがないように感じたんだ」
だとか、
「ここの単語を見間違えて勘違いしてしまっていたから、こっちが正解だと思い込んでしまったのか」
などのように、自分の誤作動がや知識不足が原因でミスになっていたことに気がつくでしょう。
この「誤作動」や「知識不足」が向き合うべき未熟なポイントとなります。
ミスに繋がっている流れの根本的な源流を正して行き、ミスらない体質を作り上げていく感じですね。
僕が提供するTOEIC満点コンサルの中では、間違えた問題を一緒に見ていき、徹底的にこの誤作動や知識不足を実感していただくことになります。
この分析プロセスに慣れて、未熟箇所を潰し切ったときに満点が出るようになるのです。
地道なこの作業を続けていると、ミスってしまう回路を使わなくなるので、実感が湧かないうちにミスが自然と減っていきます。
この感覚を、是非とも味わってみてほしいですね。
自分で探して、自分で改善することが重要
TOEIC990点を取った後の話となりますが、どのような目標達成の場合を考えても、究極に至るほどの目標をやり切るためには、「未熟と向き合う」ことは欠かせません。
そして、未熟なポイントというのは、他人に指摘されるのではなく、自分で見つけ出して、自分で解決することが長い目で見れば重要となります。
それができる人間は、どこまでも成長できますし、高い人間性を備えてより多くの人に役立つ存在として君臨していくことでしょう。
僕にとって、TOEICは「自分で未熟なポイントを見出し、それを自分で改善する」という経験ができた貴重な場でしたし、それのおかげで大幅に人間を磨くことができるありがたい場でもありました。
その姿勢は、TOEICを終えた今でも活用できる基礎体力にもなっており、毎日ポジティブに長期的に頑張ることができる土台でもあります。
是非とも、自分の力でやり切ることで、生きる上での大切な原則を実感し、加速度的に人生が良くなっていく感覚を味わってください。
それでは、本日はこのへんで。
ありがとうございました!